二本松のマンションと放射線測定器のマニュアル

2012年01月16日
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二本松のマンションネタが続いているように見えますが、当記事は(も)二本松のマンションのことのみを取り上げているものではありません。当サイトは”放射線測定器”のサイトなのでw

RADEX RD1706マニュアル

Проведение радиационного обследования жилых и общественных зданий.

(google翻訳)Conducting radiation surveys of residential and public buildings.

SOEKSマニュアル

Для того чтобы измерить радиационный фон пищевых продуктов, стройматериалов и прочих предметов произведите следующие действия:

(google翻訳)In order to measure the background radiation of foodstuffs, building materials and other items the following steps:

TERRAマニュアル

Дозиметр використовується для екологічних досліджень; для дозиметричного і радіометричного контролю на промислових підприємствах; для контролю радіаційної чистоти житлових приміщень, будівель і споруд, території, що до них прилягає, предметів побуту, одягу, поверхні ґрунту на присадибних ділянках, транспортних засобів.

(google翻訳)Dosimeter is used for environmental research for dosimetric and radiometric monitoring at industrial enterprises, for radiation safety of premises, buildings and structures, areas adjacent to them, household items, clothing, ground-surface areas of vehicles.

Inspectorマニュアル

Normal background radiation levels vary at different locations, time, even in different areas of the same room.

有名どころのマニュアルから抜粋してみました。みなさんも一度は目にしたことがあるかもしれません。そして、気にも留めずサラリと読んでいたはずです。でも、これらがとても重要な事実を含んでいるということは、もうおわかりですね。

特に面白いのが「RADEX RD1706」のマニュアルです。この部分で一章分を費やしています。屋内と屋外を比較する際、単に部屋の中と外で比べればいいというわけじゃありません。その部屋の外であっても、すぐ隣には部屋に使われているのと同じ建築資材があるわけですから。建物から十分に距離を取り、周囲に人工物、放射能汚染物質がない環境でバックグランドを計測し、屋内と比較しなければいけません。

各放射線測定器のマニュアルが、なぜわざわざ建物のことをこのように記載しているのか。これがとても重要な問題だからです。ロシア、ウクライナ、アメリカでは、すでに問題として認識されているからです。

「ええっと、線量モードに切り替えるにはどうすればいいんだっけかな」

マニュアルはそんなことだけを教えてくれるのではありません。よーく読めば、実にさまざまなことを私たちに教えてくれます。何度も繰り返し当サイトで申し上げているのですが、放射線測定器を購入した際には、ぜひマニュアルをじっくり読んでみて下さい。ひとつひとつの単語を噛みしめるように読んで下さい。

操作方法なんてマニュアルを読まなくてもわかります。適当にボタン押してりゃなんとかなります(極論ですよ!w)。そんなことよりももっと大切な何かがマニュアルには書かれているかもしれませんよ。

※「Inspector」のマニュアルは、具体的にどうこうというよりも、一種の”たとえ”としてこう表現されてはいるのですが、であっても、まったく無関係ということでもないはずです。

※基本的には建築資材からの自然放射線を想定しているのがこれらのマニュアルですが、現状の日本においては、もう少し広く考え、さまざまな可能性を想定しておくに越したことはありません(1706のマニュアルにはそのことが書かれていますね)。現にそのような事態が起こりました。そして、あのような高線量だと、住人にとっては自然放射線なのか原発由来なのかはさしたる問題ではありません。世田谷のラジウムは原発由来でないから放っておいてよかった?ってことです。
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