「ピピ(PiPi)」が楽天市場に登場 ~「測ってガイガー!」が成功したワケ

2012年01月11日
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インフローのガイガーカウンター「ピピ(PiPi)」が楽天市場にも登場しました。定価ですね。

うーん。どうなんでしょうねぇ。一番のウリは「放射線情報共有マップ(RISM)プロジェクト」なんでしょうけど、そもそもどれほどのユーザー数を見込んでいるのか。機種を限ったこうしたサービスは、情報が集まりづらいような…。「エアカウンター」くらいのユーザー数がいればまだいいんでしょうけど。

また、「RISMプロジェクト」に参加するには相当なモチベーションが必要です。なぜなら、情報を上げるだけですから。よっぽどのやる気と「PiPi」への愛着がないとなかなか…。

ここで比較してみたいのが「測ってガイガー!」です。このサービスのいい点は、ガイガーを持っていなくても、頼めば近所の数値がわかる、という点じゃないんです。もちろんそれも重要なポイントです。このサイトで助かった、なんて人も多いでしょう。だけど、サービス全体を俯瞰して見てみると、実は測る側にとっていいサービスだというのが一番のポイントなんです。

ガイガーカウンターを持つと測りたくなります。だけど、特に低線量地域では、家の近所を測っているだけでは飽きてきます。

「もっと測りてぇ!」

そこで「測ってガイガー!」の登場です。ここを見れば「測って下さい」という要望があります。こうした要望に対し、測定に飢えたガイガー所有者たちは、ある種のボランティア精神と”測りたい欲求”から、「じゃあ測ってみます!」となるわけです。

測ってくれる人がいるからこそ成り立つサービス。そして、その測る側の心理をうまくついたサービスだからこそ続きます。単に報告できる場を与えてあげていればいいわけじゃないんですね。

さて、「RISMプロジェクト」はどうでしょう。あるいは他の類似サービスでも同様です。情報のマッシュアップと言えばかっこよく聞こえますが、やっぱり情報を出す側にもなんらかのメリットがないとなかなか協力してもらえません。そのメリットとは、別に金品がもらえるとかそういうことじゃありません。

測ったことで、それを報告したことで得られる何か。それは「ありがとう」のひと言かもしれない。「その地域、そんなに高いんだ」などといったレスポンスかもしれない。つまり、測った達成感、充実感、人の役に立てているという実感がどうやって得られるかです。ここに工夫がないと、測定者の好意のみに頼った、脆弱なサービスになりかねません。

報告するだけならわざわざこんなサービスを利用する必要はありません。ブログやtwitterで報告していればいいんです。さて、「ピピ(PiPi)」利用者はブログやtwitterで報告するだけでは得られない何かが「RISMプロジェクト」によって得られるでしょうか。ここに注目して見守っていきたいと思います。
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