2012/01/01

2011年放射線測定器的重大ニュース&2012年予想

関連ワード:コラム , JAXA , 国民生活センター ,
■2011年、放射線測定器的重大ニュース(順不同)

紆余曲折「椿本興業 with JAXA」

読売新聞のフライング報道に始まり、いつの間にやら販売中止。ここに税金が使われていないことを祈るばかりです。

[関連過去記事]
椿本 with JAXA が正式コメント ~すべては事業仕分けから始まった

衝撃価格で登場「エアカウンター」

エステーというダークホースがまさかこんなものをこんな価格で。そんな衝撃が走りました。いや、ダークホースだからこそできたこと!?

「エアカウンター」一覧(楽天市場)
「エアカウンター」一覧(Amazon)

ある意味でありがとう、国民生活センター

2011年9月、独立行政法人 国民生活センターが「比較的安価な放射線測定器の性能」なるレポートを発表。マスコミのみならずネット上でも「やっぱり安物は…」「中国製は…」などといった言説が飛び交いました。しかし、その内容たるやヒドイ代物で、当サイトとしても何度となくおかしな点を指摘してきました。と同時に、特にサーベイメーターと個人線量計の違いを改めて考えさせてくれるいいきっかけともなりました。とても勉強になりましたので、今ではむしろ「ありがとう」と言いたい気分ですw

[関連過去記事]
国民生活センターがトンデモ報告を公開しました

いったいなんだったんだ、ナノセンス騒動

ナノセンス社が「RADEX RD1503」をOEMするというニュースが独り歩きし、1万円そこそこで日本の家電量販店で同機が販売されるなどの噂が広まりました。結局、ナノセンス社製の同機は現在でもほとんど日本市場で見かけません。報道をどう読むか、そんなことを考えさせられる一件でもありました。ああ、ナノセンス・インフォメーション=シン・トレーディングなんて会社も注目を浴びましたねw

COLIYにまつわるエトセトラ

大げさに言うなら、資本主義とはなんぞや? ”日本メーカー”の定義とは? そんなことをも考えさせられました。あまりにもCOLIYという会社自体に注目が集まったせいで、放射線測定器という製品の正当な評価がなされなかったというのも印象的です。


open geiger project

2011年6月7日、日本において「Open Geiger Project」(by 森琢磨氏)というプロジェクトが開始した。私たちはこの事実を記憶にしっかりと留めておかなければいけません。

”Open”とは情報をオープンするということです。これは3.11以降のキーワードのひとつでもあります。つまり「Open Geiger Project」とは、ただ単にガイガーカウンターのオープンソース化のみを目指しているものではない。もっといろいろなことを示唆してくれているプロジェクトだということです。

現在、「Open Geiger Project」はさまざまな広がりを見せています。「Open Geiger Project」の理念のもと、ガイガーカウンターを開発する方々には、ぜひいま一度、この点に思いを馳せて頂きたいものです。

ドスパラがTERRAの低価格化に貢献

Sparing-Vist Center=ECOTESTの正規代理店として、「TERRA-P+」「TERRA MKS-05」の価格引き下げに大きく貢献したドスパラ。その功績に拍手を送りたいです。

kantan lifeが「RADEX RD1503」「SOEKS 01M」の相場引き下げをけん引

1万円台という相場にまで両者を下げたのは、まぎれもなくKantan Life楽天市場店のおかげでしょう。そして「RADEX RD1503」「SOEKS 01M」の相場は放射線測定器全般の相場感にも影響を与えました。ということは、同社の値付けは間接的に放射線測定器全体の相場を引き下げたとも言えるでしょう。

中国製放射線測定器が日本を席巻

「BS2010」「SW83A」「JB4020」「DP802i」。OEM的製品も含め、こうした放射線測定器が3.11直後から日本にどっとやってきました。そして、中国製放射線測定器を通じて、ガイガーカウンターとは何なのか、サーベイメーター・個人線量計とは何なのか、安価なガイガーカウンターはどう利用すればいいのかを学べました。

多くのことを教えてくれた、あるいは学べたはずの中国製放射線測定器。なのに、不具合がどう、精度がどう、アロカシンチと比較して高いだ低いだ、数値が安定しないだと言われ…。

しかし、これらがH(10)なのかHp(10)なのかをわかって使っていたでしょうか(今でもわかっている人はいるのでしょうか…)。ガイガーカウンターの特性をわかって使っていたでしょうか。簡易な放射線測定器ではどのようなことに注意して使うべきかわかって使っていたでしょうか。

中国製だからこうだ、安いものはこうだ、そんなレッテル貼りをする前に、手にしているその測定器はどういうものなのか、どういう風に使えばいいのかをいま一度、考え直してみたいものです。

[関連過去記事]
中国製放射線測定器の新基準(新というわけでもないけれど

どうなったんだ!? 寄贈された放射線測定器

すべてかどうかはわかりませんが、寄贈された「DoseRAE2」「RDS-30」「PM1703M」あたりは配布されているようです(確かではありません)。ただ、他にもまだまだたくさんの放射線測定器が日本に寄贈されています。たとえば、ウクライナ政府からは「TERRA MKS-05」「ExotestCARD」が贈らています。さて、これらはどうなってるんでしょうか…。

いずれにせよ、こうした不透明な寄贈放射線測定器の行方に、幾度となくイラっとさせられた1年でしたw

[関連過去記事]
TERRAがなかなか安いわけですが、それよりも例のTERRAは…
■2012年、放射線測定器的予想

・ロープライスモデルが軒並み1万円割れ

中国製はもちろん、「SOEKS 01M」あたりも1万円を割るような気がします。「RADEX RD1503」はKantan Life楽天市場店次第ですかね。「SOEKS 01M」に比べると下がりづらいかもしれませんね。

「SOEKS 01M」一覧(楽天市場) | 「SOEKS 01M」一覧(Amazon)
RADEXシリーズ一覧(楽天市場) | RADEXシリーズ一覧(Amazon)

・ミドルエンドモデルも現在の相場から1万円ほど下がる

たとえば「RADEX RD1008」は4万円台、「Inspector」は5万円台なんてことも珍しくなくなるような…。「PM1703M」「GammaRAE Ⅱ R」あたりも10万円を切ってくれると嬉しいんですけどね。あと、個人的にはCOLIY社製(RM600、R500、910)が5~6万円になってくれると嬉しいですw

・機能特化した日本製が次々にリリース

たとえばベクレルモニタ。表面汚染検出に適したガイガーカウンター。こうしたものが出てくる気がします。もちろん半導体を使った1万円程度のモデルも出るでしょうが、これは相当に工夫しないと、エステーには勝てないでしょう。

・「PA-1100 Radi」

「PA-1100 Radi」を早く見てみたいですね。ただ、問題は価格です。従来機を7、8万円に下げ、「PA-1100 Radi」は12万円とか。そんな感じ?

「PA-1000 Radi」一覧(楽天市場)
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・エスペックテクノはどうなる!?

エスペックテクノの噂をさっぱり耳にしません。実用化というか商品化となると難しいのでしょうか。プローブ付きの10万円程度のシンチ、なかなか面白いと思うんですけどね。

[関連過去記事]
エスペックテクノのシンチ続報

・メディキタスのOEMが拡大

メディキタス「CK-3」の低価格OEMも出てきそうですね。3万円台もありえなくはないような…。

「CK-3」一覧(楽天市場)
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・黒テラは再び製造中止?

「TERRA MKS-05」(黒テラ)がどうなるかも気になります。需要が落ち着いてきたら、製造中止になる可能性もなくはないと見ています。

TERRAシリーズ一覧(楽天市場)
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・SOEKS社の動向

「SOEKS 01M」の次期バージョンも気になりますし、新製品「Defender」「Quantum」「Expert」も、いつリリースされるのか、どのような仕上がりになっているのか、非常に興味深いです。

今年もよろしくお願い致します。
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