「放射線測定やってます」だけでは情報じゃないんです、ガリバーさん

2011年12月18日
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私たち市民、消費者は放射線(測定)に関する知識を身につけました(誤解や誤認識もまだまだ多分にありますが)。ですから、単に「当社でも放射線測定検査を始めました」と言うだけでは不十分であるどころか、逆に、いらぬ疑念を抱かせかねません。

「本当にやってるの?」

「どうやってるんだ?」

「その測定方法、適切か?」

実際、どことは言いませんが、そんなことが問題になったスーパーもありましたね。結構、前のことですが。

なぜこのようなことが起こるかというと、これまたたびたび言っていることなのですが、放射線(測定)の本質がわかってないからです。

放射線測定とは単に放射線を測定することを意味していません。私たち消費者が、市民が、みずからの目で、みずからの手で、情報を確かめる。これが放射線測定の本質です。

さて、各業界の各企業が「放射線測定を始めました」なんてことを言っています。これは果たして”情報”でしょうか。そのセリフを聞いて「なるほど安心だ」と思うようなノーテンキな消費者・市民は日本にまだいるのでしょうか。そんな消費者にアプローチしようとしているのであれば、なんと狭いマーケットを狙ってらっしゃるのでしょうw

どんな測定器で、どのような測定を行っているのかを写真もつけて具体的に示してこそ、初めて情報たりえます。そうではない「放射線測定を始めました」は、現状をまったく理解していない、安直な宣伝文句であるとしか思えないのです、ガリバーさん。

その試みたるや素晴らしい。だからこそ、ぜひ、すぐにでも、その具体的なプロセスを私たち消費者に示して下さい。具体的な測定器の機種もお願いしますね。当サイトとしてはそこが一番気になりますw

[ソース]ガリバー:全店に放射線測定器を配備、自主検査を開始

ちなみに、0.3μSv/hというのは、バックグランドを含まない線量率ですよね。たぶん。そのあたりももう少し明確に記してほしいところです。工業製品の汚染調査に関しては、以下の記事でも具体的に取り上げています。ご参照下さい。

ベラルーシ、堀場、IAEA、京都。ポリマスターのコメントは何を語っている?

※追記:twitterなどの反応を見ますと、どうやら「狭いマーケット」ではなさそうです。これが日本の現状ということでしょう。 ガリバーさん、謝罪します。あなたのやり方は、マーケットを的確に読んだ、現状に則した”正しい”発表内容・方法です。
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