「CK-6」と「MAMORU」の違いから、いつものようにどうでもいい話を

2011年12月13日
関連ワード:コラム , MirionTechnologies , デザイン ,
2013.03.21追記:放射線測定器「CK-3」「CK-6」の開発・販売といった一切の権利は、株式会社メディキタスから合同会社MU(エムユー)に移りました

[関連記事]
メディキタス倒産!? 「CK-3」「CK-6」の権利が他社に移りました

軽いネタを。しょーもない内容ですよw

さて、クイズです。

左はメディキタスの「CK-6」。右は日陶科学が「CK-6」のデザイン、商品名を変えOEM販売している「MAMORU」(おそらく)。スペック的には違いはありません。ですが、両者には摩訶不思議な違いがあります。さて、何でしょう!

正解は、電源ボタンの位置が違います。「CK-6」は左側、「MAMORU」は右側に赤い電源ボタンがあります。これ、不思議じゃありませんか? なぜわざわざ変えるんだ??

※記事執筆後、画像も修正されました。現在表示されている画像は最新のものです。

ずっと以前から気付いてはいましたが、この意図するところがわかりませんでした。

けど…。こんなクイズを出しておいてなんですが、こちらをご覧下さい。「CK-6」公式サイトを久々に見てみたら、画像がこうなっていました。

ck6_002.jpg うっそーん! 変わってるw 散々、人を惑わせといて…w

というわけで、現在は「CK-6」も「MAMORU」もボタン配置は同じになっています。「CK-6」の古い写真はボタン配置も色も実物とは異なる可能性があるので、一応ご注意を。ということともう一点。

つまり、メディキタスは販売開始前までは電源ボタンを左にしていた。だけど、販売直前になり右に変えたということですよね。なぜそうしたか。それなりに面倒な作業だったはずです。電源ボタンが右か左かでそんなに差はあるのでしょうか。

ここで、ザッと当サイトで紹介している100機種ほどを確認してみました。もちろんすべてとは言いませんが、多くは、そして特に小さなものは、電源ボタンは右側、操作ボタンは左側に位置しています。たとえばRADEXシリーズがその典型例です。

私も手元の放射線測定器を数種、手にしてみました。すると、右手で持った場合、電源ボタンが左でモード系のボタンが右だと、親指をずっと曲げなくてはいけませんが、モード系ボタンが左だととても楽です。手のひらに乗せるように持ち、親指をそのまま自然に伸ばしておけば、無理なく操作が可能です。この傾向はボディが小さくなればなるほど顕著でした。

なるほど。メディキタスは販売直前になって気付いたんですね。これは操作しづらいぞと。ここまでできてしまっているけど、看過できない問題だぞと。面倒だけど妥協はできない、今からでも修正しようと。特に「CK-6」は小さいですしね。その姿勢やあっぱれ。

ただ、これはあくまでも「右手で操作する」が前提です。また、そもそも右手で操作するということを前提としていいのかという問題もあります。エステーの「エアカウンターS」は完全に右手で操作することを前提としているわけですが、本当にそれでいいのかと。

放射線測定をしながらメモを取る、写真を撮る、携帯電話をいじる、なんてこともあるでしょう。このような場合は放射線測定器は左手に持ち、右手をフリーにしておいたほうが楽です。たとえば「RDS-30」これはボタンがひとつなんですが、そのボタンは右側についています。するとどうなるか。

gc_166.jpg gc_167.jpg gc_165.jpg
gc_031.jpg gc_105.jpg

驚くべきことに、ネット上で見かけた「RDS-30」を操作している風景はすべてこれ! すべてが左手での操作です。ここからMirion Technologiesの考え方がよくわかります。左手で放射線測定器を操作し、右手で他の作業をするということを想定して設計しているんです(実際、右手で撮影していますしね)。

いずれにせよ、右利きを前提にしていますから、じゃあ左利きは?なんてことも思うのですが、万人にすべからく操作しやすいように製品を設計するなんて無理ですから、おそらくは多数を占めるであろう右利きを前提に考えることは致し方なし。その上で、右手で操作することを前提とするのか、左手で操作することを前提とするのかは、どちらがいい悪いではなく、メーカーの思想がそこには反映されているということです。

たかがボタンの位置。されどボタンの位置。ボタンひとつでいろいろなことを考えさせられます。というか、そんなことを考えるのは私くらいかw こんなことを言ってる放射線(測定器)に関するサイトなんてありませんしね。ま、こんなサイトがひとつくらいあってもw

[関連過去記事]
放射線測定器の”カタチ”
日陶科学が放射線測定器に関するページを設置しました。とてもきれいで見やすく、親切に説明していますね。ちゃんとやろうと思えば、これくらいのページは作れるんです。どことはいいませんが、ぜひ見習って頂きたい。

[参照サイト]日陶科学:放射線測定器 環境測定機器
http://nittokagaku.com/mamoru/index.html
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