2011/11/18

文科省がアルファ通信の線量測定システム契約破棄の件はこれで終わるのか?

こちらの記事(「リアルタイム線量測定システム」で使われている測定器は何だ!?)でも取り上げていたのですが、福島県内の小学校等に設置され稼働する予定だった「リアルタイム線量測定システム」(by アルファ通信)。なんと、稼働もすることなく、当システムの受注業者との契約も文科省が破棄したそうです。

[ソース]
産経新聞:小学校の線量測定網稼働せず 業者を再選定へ 福島県
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111118/dst11111814370012-n1.htm
文部科学省:福島県内に設置するリアルタイム線量測定システム一式の受注業者の契約解除について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/11/1313395.htm

文科省が怒っているとの情報も頂いていたのですが(上記記事コメント欄参照)、こんなことになっちゃいましたか。ただ、問題はこれだけで本当に済むのかと。

上記記事でも書きましたが、同システムで使われている検出器に興味があり、少し詳しく調べている最中だったんですが、このシステム、おそらく同社の「安心生活」なる放射線測定公開システムの流用なんじゃないかと思うんです(正確なところは不明です)。

gc_132.jpg gc_133.jpg

gc_134.jpg この「安心生活」もよく目にしますよね。役場前などに設置してあるあれです。もし、学校等に設置・稼働予定だった「リアルタイム線量測定システム」にそれだけの問題があるのなら、こちらにももしかして…。まあ、よくわかりませんから断定はしませんが。

じゃあ、この残った(?)「安心生活」はどんなものなんでしょうか。説明を読みますと、なかなかの代物です。

[参照]アルファ通信:放射線測定公開システム「安心生活」
http://www.alphatele.com/images/anshinseikatsu.pdf

(一般的なモニタリングポストは)ほとんどが地上から約2mの高さで測定しています。この測定方法ではヨウ素の検出はできても、比重が重く地上に堆積しているセシウムの検出は大変困難なため、測定値は実際に被ばくした放射線量より少ない数値になると思われます。

(安心生活は)放射線の影響を最も強く受ける子供に合わせて、地上から約50cmの高さで測定しています。この測定方法だとヨウ素はもちろん、セシウムも検出可能なため、測定値は実際に被ばくした放射線量に最も近い数値になります。

ほっほー。比重ですか。

測定線種  α線 β線 γ線 X線
測定範囲  0.01~99999マイクロシーベルト/時間

地上約50cmでα線、β線も測定可能! そしてμSv/h!

この「安心生活」を使っている自治体があるとしたら、そしてもしこれが「リアルタイム線量測定システム」と実質的に同じだったとしたら、この会社も問題ですが、これを納入させた自治体、あるいは文科省にも相当な責任があるんじゃないですかね。素人の私ですら「GM管でいいの?」「Svなのにα線、β線も測定できちゃっていいの?」と思いますけど。

さて、そんな文科省が放射線教育を来年度から本格開始させるわけですが、いやはや…。あ、違う。いいんだ。だって、あの実態は”放射線”教育じゃないんだからw

そんなわけで、結論としましては、

「リアルタイム線量測定システム」で使っていた検出器はGM管で、α線、β線、γ線、X線をSvで測定可能なものだったかもしれないんだけど、アルファ通信は契約破棄されちゃったし、もはやそれを突きとめる意味もないから、もういいや。「安心生活」で本当に安心できるのかは知らないけど。

です。

だけど、そもそも「誤差」というのが…どういう検証をしたんですかね。そこも気になります。

2011.11.21追記:「リアルタイム線量測定システム」のほうはシンチだったようです。また、システムの製造元はライノテック工業株式会社だとか。情報ありがとうございましたm(_ _)m

[参考サイト]
http://yfrog.com/z/ocg21dqj
http://www.alphatele.com/images/housyasenryousokuteikoukaisystem.pdf
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