2011/10/20

「EcotestCARD」で妄想

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「EcotestCARD DKG-21ね。珍しい」

なんて話をしようとしていたのですが、なかなか面白い事実に気付きました。さて、何からいきましょうか。

まず、電源を入れた直後、「EcotestCARD」が表示するのは線量率(EDR)でしょうか、積算線量(DR)でしょうか。どうでもいいですか?w ちなみに「DoseRAE2」では、この回答が異なります。正解は「EcotestCARD」は線量率が先、「DoseRAE2」は積算線量が先です。

どちらを先に表示させてもいいはずです。でも、必ずどちらかを先に表示させなくてはいけません。この選択にはおのずと設計者の思想、思いが込められます。じゃあ、どんな思想、どんな思いか。これに対する回答は想像に任せるしかありません。もし、この話に興味を覚えた方がいらっしゃいましたら、想像してみて下さい。「これを作った人はどんなことを考えて作ったんだろう」なんて想像するの、なんか、楽しくないですか?w

次に、こちらのふたつの画像をご覧下さい。さて、何が違うでしょう。これがまた実に面白いです。

ecotestcard_001.jpg ecotestcard_002.jpg

正解は、裏面に「+」のマークがあるかないかです。ちなみに左画像は宣伝用に用いられている画像で、右画像はマニュアル内の画像です(EcotestCARD マニュアル/PDF)。後者はマニュアル作成時のものでしょうから、時代的にまだ「+」マークをつける必要が規格上なかったか、あるいは、撮影用なので、この機器には「+」マークがつけられていないというだけか。このあたりのことは不明です。

で、「+」マークが何を意味するのかはもうおわかりかと思います。センサー位置を表し、校正・テストにおいては、ここに向かって放射線が照射されます。ですから、個人線量計におていはこの「+」マークを表側にしてつけなければいけません。てことは、「DoseRAE2」とは逆ですね。「EcotestCARD」は裏面を表に…。

と、話はそう単純じゃないから面白い。次にマニュアルからこんな画像も持ってきました。「EcotestCARD」の”anisotropy”、直訳すると”異方性”、いわゆる”方向特性”でしょうかね。これを見て、驚きました。

ecotestcard_003.jpg 個人線量計なのに全方位からの方向特性が記されています。普通は後方180度分はないはずです。てことは、逆に言えば「EcotestCARD」はどちらの面を表にしても変わらない、どちらを表にしてもいい、ということになりそうです。

ecotestcard_004.jpg ここでもう一度、上記の本体分解画像を見てみます。よく見ると、真ん中に位置するGM管はその場所で基盤がカットされていて、表にも裏にも同じように姿を現しています。その証拠に、表面からの分解画像もどうぞ。やはりGM管が見えています。

「EcotestCARD」ユーザーは少なそうですが、もしいらっしゃったら、ぜひ次のような検証をしてもらいたいです。ホットスポットでも校正用の線源でもなんでもいいのですが、表と裏、両方にあてて、差が出るかどうかを見てみて下さい。マニュアルのこの”anisotropy”からすると、おそらくは差が出ないのではないでしょうか。

こう見てくると、さらにこんなこともしてみたくなります。「EcotestCARD」で空間線量率を測定しようとすると、どんな数値をはじき出すだろうか、と。極小GM管ですからそれなりなんでしょうけど、なかなか面白い実験になりそうな気がします。もちろん、褒められた使用方法ではないですし、比較するのもなんですが、「DoseRAE2」と比べてどうでしょうかね。機器そのものの特性としては「EcotestCARD」のほうが空間線量率の測定には向いているような。でも、対γ線ということを考えると、やっぱシンチのほうが上かなぁ。ああ、そういえば、「EcotestCARD」は(個人)線量率を先に表示しますね。なんか、こういうところも関係してるのかな。

なんて妄想をめぐらせて楽しんでるのですが、楽しく…ないですか。そうですか(^^;)

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