「RADEX RD1503」の平均化と測定時間をわかりやすく解説

2011年09月05日
関連ワード:コラム , RADEX ,
過去記事に頂いたコメントに書かれていたことで、サラッと読み飛ばしてしまっていたのですが、「あれ?」とフト思ったので、改めてちゃんと紹介したいと思います。RADEX RD1503の測定時間についてです。

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40秒の平均だとか160秒の平均だとか言われていますが、間違ってはいません。間違ってはいませんが、正確でもありません。

では、マニュアルの7ページ目、17、18ページ目をご覧下さい。

RD1503には”ショートサイクル”と”サイクル”があります。前者は10秒、後者は40秒(10秒×4ショートサイクル)。そして、次のような流れで計測されています。

[1サイクル目]
1ショートサイクル(10秒)
2ショートサイクル(10秒)
3ショートサイクル(10秒)
4ショートサイクル(10秒)
→4つ分のショートサイクルの平均値=1サイクル目の数値

[2サイクル目]
1ショートサイクル(10秒)
2ショートサイクル(10秒)
3ショートサイクル(10秒)
4ショートサイクル(10秒)
→4つ分のショートサイクルの平均値=2サイクル目と1サイクルの平均値

[3サイクル目]
1ショートサイクル(10秒)
2ショートサイクル(10秒)
3ショートサイクル(10秒)
4ショートサイクル(10秒)
→4つ分のショートサイクルの平均値=3サイクル目と1・2サイクル目の平均値

[4サイクル目]
1ショートサイクル(10秒)
2ショートサイクル(10秒)
3ショートサイクル(10秒)
4ショートサイクル(10秒)
→4つ分のショートサイクルの平均値=4サイクル目と1・2・3サイクル目の平均値

これで160秒です。5サイクル目以降は直近4サイクル分の平均値を表示します。もし急激な線量率の変化があれば、1サイクル目からやり直し。

なお、ショートサイクルの数値がちゃんと表示されるのは最初の1サイクル目だけです。それ以降は表示されません。表示されていませんが、内部ではちゃんと計測・計算されていて、各サイクルは4つ分のショートサイクルの平均値です。

ですから、正確に言うと「160秒分(40秒×4サイクル)の平均値を40秒ごとに表示する」ですね。

以上のことから、RADEX RD1503の理想的な測定時間は160秒。同じ場所でキリよく160秒計ってみる、というのがいいでしょう。少なくとも40秒以内というのはダメです。マニュアルにも書かれていますが、最初の40秒間は正確な測定値ではありませんので。

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