測定対象と価格を軸に放射線測定器を表にまとめてみた

2011年08月18日
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※最新バージョンがあります。そちらもご参照下さい。
測定対象と相場表(改) ~タイプ別放射線測定器(初心者用)
・測定の目的(測定対象)
・相場(価格)

を軸に、メジャーな機種を表にしてみました。

「こんなことがしたい。予算はこれくらいだ」

そんな方で、どれを選べばいいか悩んでいる方は参考にしてみて下さい。

・ここに挙げた機種は代表的なものであって、これらをオススメしているわけではありません。
・単純に性能の優劣を表したものでもありません。
・価格は日本におけるだいたいの相場です。

[関連記事]計測線量と測定器の関係を図でまとめてみました

gc_028.jpg

↑クリックで拡大します

※相場は変化します。表中の相場価格は記事執筆当時のものです。

【表の簡単な説明】
表中の丸数字に対応した簡単な説明です。

(1)BS2010シリーズ(AK2011、ポケットがんまくん)やDP802iなど、多くの中国製”ガイガーカウンター”は空間線量(≒周辺線量)を測定するためのサーベイメーターではなく、もしかしたら個人線量計かもしれません。中国製ガイガーカウンターの購入・使用に際しては、この点をよくお確かめ下さい。
BS2010シリーズ一覧(楽天市場)DP802i一覧(楽天市場)
[関連記事]中国製放射線測定器の新基準(新というわけでもないけれど

(2)この2つは日本メーカーの有名な個人線量計です。胸ポケットなどにつけて積算線量(≒個人被ばく量)をチェックします。
PDM-122一覧(楽天市場)
[関連記事]放射線測定器と個人線量計 ~何が違うの?

(3)基本的には空間線量を測定するための機種ですが、β線にも反応を示しやすいので、表面汚染の目安をなんとなく知ることも可能です。なお、RD1706が若干高めなので出っ張った形になっています。
RADEXシリーズ一覧(楽天市場)SOEKS一覧(楽天市場)
[関連記事]誤解だらけの「RADEX RD1503」。β線なんてそもそも”測定”できません

(4)DoseRAE 2はHp(10)校正の個人線量計ですが、あまりにも誤解されて使われている現状を鑑み、少しばかり「空間線量」の欄にも食い込ませました。しかし、あくまでも個人線量計だということは知っておいた方がいいと思います。
DoseRAE 2一覧(楽天市場)
[関連記事]「DoseRAE 2」超初心者&超難解講座~デュアルセンサーって何だ?

(5)ベータ粒子束密度が測定できるなど、β線の測定も積極的な目的としているという意味で、(3)よりも表面汚染の測定に適している、という位置です。(3)もそうなのですが、食品の表面的な汚染を検出することができなくはありませんが、推奨はしません。もしやるのであれば自己責任でどうぞ。
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[関連記事]【ベータ粒子束密度考察】その6 中間報告

(6)日本製のシンチレーション式放射線測定器を2機種並べてみました。いずれも「はかるくん」を名乗り、あるいは名乗っていた経験を持つ、兄弟のような機種です(ちょっと語弊があるかw)。シンチレーション式で空間線量を測定するのに適しています。物体表面の汚染を検知できなくはありませんが、目安程度です。あまりアテにしないほうがいいでしょう。
PA-1000 Radi一覧(楽天市場)A2700 Mr.Gamma一覧(楽天市場)

(7)RD1008は10万円以下でも買えますので下に出っ張っています。いずれもパンケーキ型マイカ窓付GM管を搭載し、表面汚染の測定に適しています。逆に、特にInspector PLUSは空間線量率の測定にはあまり向いていないとも言われがちです。
RADEXシリーズ一覧(楽天市場)Inspector一覧(楽天市場)

(8)食品をちゃんと測定したいということであればベクレルモニタが必要です。100万円はゆうにします。ただ、こんな記事を読んで「なるほど!」なんて思っているようなら、買わない方がいいでしょう。絶対に使いこなせません。もし食品の汚染具合をちゃんと調べたいなら、それなりの各種機関で計ってもらって下さい。
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