計測線量と測定器の関係を図でまとめてみました

2011年08月16日
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RIST内「1センチメートル線量当量」に掲載されている「放射線防護上使用される計測線量」の図をまとめてみました。基本的に内容自体は変わりはありません。見やすくしただけです。ただ、「測定器の具体例」を当サイトが独自に加えました。ひと口に「放射線測定器」と言っても、いろいろ違うんだ、ということがイメージしやすくなると思います。

・「Inspector PLUS」はγ線による周辺線量率を測定できますが、α線・β線をパンケーキで測定する際は、多分に方向性に依存しますので、図のような位置になっています。γ線による周辺線量率しか測定できない「PA-1000 Radi」とは対極の位置にあるというのも、これでご理解頂けるかと。

・というわけですから、「TERRA MKS-05」は中間的な位置ですね。少し左寄りにはしてみましたw 一方、「RD1008」はどちらかというと右寄りです。

・同じシンチレーション式ではありますが、「PA-1000 Radi」と「DoseRAE2」を比較することがおかしい、ということもこの表からおわかり頂けると思います。

・実は一番ご注目頂きたいのが表の一番右下です。BS2010に限らず、多くの中国製”ガイガーカウンター”は実はこの位置です。もともとは個人線量計だったものを3.11以降に周辺線量を測定するためのサーベイメーターとして校正し直した、というものがゼロとは言い切れませんが、まあおそらくはないでしょう。

「中国製は粗悪品だ」などと言う前に、個人線量計として使いましたか? その上で粗悪品だと言っていますか?ということです。中国製品を擁護するつもりはさらさらありませんし、実際、個人線量計としても粗悪なもの、不良品もおそらくはあるでしょう。

けど、適切に使用した上での評価が果たして現状の日本においてあるでしょうか…。おそらくは皆無だと思われます。中国製ガイガーカウンターのほとんどが個人線量計だとハッキリと指摘しているのは当サイトくらいなものですから(^^;)


いずれにしましても、具体例はさて置き、それ以外の部分はちゃんとしたところの資料ですから、どうぞ安心してご参照下さいw
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