2011/08/15

プリウスとフェラーリを比較したらどうでしょう

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ATOMTEX社の個人線量計「AT2503A」です。この商品自体よりも見て頂きたいのが商品説明に付された公式サイトにもあるスペック表です。

これはAT2503Aの「Standard directional property of dosimeter for vertical position 1- 241Am; 2- 137Cs; 3- 60Co」。

AT2503A_002.jpg

これは同社のガイガーカウンター・AT6130の「Standard anisotropy at dose rate measuring for horisontal plane」。

AT2503A_003.jpg

垂直に切ってるか水平に切っているかの差など、厳密に言えば違うグラフではありますが、見て頂きたいのは、前者は180°、後者は360°あるという点です。当サイトで最近特に気にしている個人線量計と狭義の意味での放射線測定器(サーベイメーター)との違いがここによく表れています。

個人線量計は、機器の前方からしか入射してこないというのが前提です。一方、放射線測定器(狭義)は360°どこからでも放射線が入射してくることが前提と考えられ設計されています。この違いがふたつのグラフの差です(ちょっと乱暴な言い方ではありますが)。

グラフの詳しい見方はまた機会を改めて解説したいと思いますが(私ももう少し勉強が必要ですので(^^;))、じゃあこの個人線量計で空間線量を測定したらどうなるか。なんとなく想像はつきますよね。少なくとも想定されていない角度から放射線を拾ってきてしまうということです。場合によっては大きく状況を見誤ることになりかねません。

この「AT2503A」やあるいは日立アロカメディカルの「PDM-122」であれば、個人線量計だとわかりやすいので、それなりの使い方がなされるでしょうし、これらで空間線量を測定しようとも思わないでしょう。

ですが、単に「粗悪品だ」くらいにしかイメージされていない中国製の”放射線測定器”のほとんどが、実は個人線量計だったら? 「測定結果がおかしい」「数値がふらつく。安定しない」「使いものにならない!」なんて思っていても、実は機器には問題はなく使い方に問題があるのでは?ということも考えられます。

「DP802iはぜんぜん使いものにならない。粗悪品だ。TERRAやRADEXなど他の測定器とまったく違う数値が出るぞ! まさかニセモノ!?」

それは「このプリウス、300km/h出ないぞ!」「フェラーリと同じ速度が出ないなんて、このプリウスは粗悪品だ!」と言っているようなものでして…。

※プリウスが300km/h出るのか出ないのかは知りません。あくまでもなんとなくの例えです
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