プリピャチで思い出した。なぜJAXAが線量計なのか

2011年08月04日
関連ワード:コラム , JAXA ,
「なぜ宇宙のJAXAが線量計を開発?」

と思ってらっしゃる方も多いようです。わかっている人にとってはそんな疑問すら思いつかないようなことなのですが。

JAXA(宇宙航空研究開発機構)はこれまでずっと線量計や放射線測定器を開発してきています。大げさに言うなら、これこそがJAXAにとって一番重要な仕事です。

「自然放射線もある」

ということは、もうみなさんご存じの通り。原発事故があろうがなかろうが、宇宙からはいつも放射線が降り注いでいます(大地からもですが)。そして、これはバックグランドなどとも呼ばれ、地域によってその量が違うということもご存じでしょう。

jaxa_002.jpg さて、宇宙から放射線が降り注いでいるということは、宇宙にも放射線が存在するということです。というか、宇宙にはとんでもない量の放射線があります。ですから、宇宙飛行士は大量の放射線を浴びます。これを防ぎ、あるいは個人の線量管理をすることこそが、宇宙開発事業にとっては重要なんです。これやってないと、宇宙飛行士みんな死んじゃいます(^^;)

宇宙の歴史は放射線との戦いの歴史。JAXAが線量計を開発しても不思議じゃないどころか当然のことなんですね。

てなことを、プリピャチに関して調べていた際に、改めて気付かされたということを思い出しました。Pripyat RKS-20.03のメーカーMeridian(Merydian?)は、S.P. Korolyovという会社と深く関わりを持っています。S.P. Korolyovとはセルゲイ・コロリョフが設立した会社です(会社というかなんというか)。コロリョフといえば、V-2ロケットであり、スプートニクであり、ガガーリンなわけです(どういうわけだw)。宇宙と放射線と(そして軍事もw)は密接に関わっているということがよくわかります。なお、JAXAという団体も東芝やら日立やら三菱重工やらが関わっていて、この人たちは原発だとか軍需産業だとかにも…。っと、このあたりで終わっておきますかw

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[参考サイト]
JAXA ISS宇宙放射線環境計測データベース
http://idb.exst.jaxa.jp/db_data/padles/NI005.html
国際共同宇宙放射線計測「マトリョーシカ」実験
http://iss.jaxa.jp/kibo/kibomefc/srpds/matryoshka.html
※写真はここから転載させてもらいました
Meridian公式サイト
http://www.merydian.kiev.ua/eng/index.php
Sergei Korolev ~Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Sergei_Korolev
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