黄テラ+が6万5000円切り記念 ~黒テラと黄テラ+の差

2011年08月01日
関連ワード:コラム
追記:当記事は古い記事です。こちらの新しい記事もご参照下さい。
今さらながらですが、TERRAシリーズの違いをわかりやすく表にしてみました
追記以上

黄テラ+(TERRA-P+ MKS-05)が6万5000円を切りました。随分と手頃な価格になりましたね。一方、黒テラはさほど下がっていません。製造量(or 流通量)の差でしょうかねぇ。

さてさて、当サイトでTERRAと言えばベータ粒子束密度でよく取り上げている機種なんですが、黄テラ+(TERRA-P+ MKS-05)と黒テラ(TERRA MKS-05)の違いを改めて見てみましょう。「どちらがいいんだろ」そんな方の参考になればいいのですが。

ちなみに公式サイトのスペック表はこんな感じです。
TERRA MKS-05
TERRA-P+ MKS-05

以下、黒テラは「黒」、黄テラ+は「黄」で表記します。

■線量率範囲と誤差
黒:0.1~9999μSv/h;±15%
黄:0.1~5000μSv/h;25+2/H*(10)
 where H*(10) - is a numeric value of the measured DER in μSv/h

黒の方が線量率範囲が広く誤差が小さい、ということですね。ちなみに「H*(10)」は1cm線量当量を意味します(詳細略)。そして、上記の式の意味は、たとえば1μSvだとしたら、25 + 2/1 = 27%。線量率が低ければ低いほど誤差が大きくなるということです。

■積算線量範囲と誤差
黒:0.001~9999;±15%
黄:0.001~9999;±25%

黒の方が誤差が小さいということです。

■ベータ粒子束密度と誤差
黒:10~100000;±20%
黄:10~100000;25 + 200/φβ
 where φβ - is a numeric value of the measured surface flux density in part./(cm^2・min)

黒テラの方が誤差が小さいです。黄テラ+の場合、ベータ粒子束密度の値が小さいほど誤差は大きくなります。

■閾値(しきいち)の分解能
黒:線量率 0.01μSv/h
  積算線量 0.01mSv
  ベータ粒子束密度 0.01 10^3/cm^2・min
黄:線量率 0.01μSv/h
  積算線量 0.001mSv
  ベータ粒子束密度 0.01 10^3/cm^2・min

黄テラ+の方が積算線量の閾値分解能が高いです。黒テラは0.01mSv(→10μSv)ごと、黄テラ+は0.001mSv(→1μSv)ごとに設定できます。

他に、測定時間が黒テラだと1~70秒なのですが、黄テラ+の場合、記載がないので正確なことがわかりません。一部情報では「~70秒」とか? だとしたら違いはなさそうです。


全体的に言えることは、黒テラのほうが誤差が少ないということですね。ただ、ごく一般的な利用という意味においては、この差はあってないようなものだと思います。少なくとも黒テラと黄テラ+の一般的な相場(約9万円と約7万円)を比べる限り、果たして相場の差ほどのスペック差があるとは…。このあたりは個人個人の感覚によりけりですね。

まあ、この10%の差を気にするくらいなら、そもそもTERRAではなくもっとハイスペックのものを選んだほうがいいのではないかとも個人的には思いますけど(^^;)

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