放射線測定器のレンタルについて

2011年06月24日
関連ワード:コラム
放射線測定器のレンタルをしている会社・ショップをよく見かけます。

たとえばこちらは「DP802i」が3泊4日で6000円です。

他にも某テレビ局でよく見かける某レンタル会社。やらせ感たっぷりで「主婦もレンタル」みたいな特集がワイドショーで流れているのも見ますね。

どうなんでしょうか。レンタルって。

上記のような主婦がもし本当に実在するならどうかと。放射線は継続して定期的に測定し、その推移を見ることに意味があります。数日計って「安心だ」「心配だ」と言うのはちょっと…。まさかこんな値段で1ヶ月、2ヶ月も借りているわけないでしょうしね(だったら買った方が安いです)。

ですから、少なくとも「子供もいるし心配だ。通学路や遊び場の線量を計りたい」という方にはレンタルはおすすめできません。買って下さい。

じゃあ、レンタルにまったく意味がないかというとそうでもありません。レンタルに意味があるとしたら、次のような利用シーンにおいてでしょう。

・出張などで2~3日、福島方面に行かなければいけない
本当は会社で一台購入してもらいたいところですが、最悪、レンタルでもいいかもしれません。購入して事前に使い方や機器の特徴を掴んでおく、正しい測定方法を身につけておくということも必要なんですけどね。

・大量購入前の試験
これは意味がありますね。10台、20台単位で同一機器を購入しなければいけない。だけど、いきなり買うのは不安。そこでレンタルして、社内で何人かで使ってみる。問題なく扱えるようなら購入する。これならあり。

ただし、そこで性能的なものはあまり見ないで下さい。当サイトで幾度も言ってきているように、個体差がありますから、もしかしたらそのレンタルした一台に”クセ”があるかもしれない。その”クセ”で性能をあれこれ考えても、実際に購入して手元に届いた機器とは若干違うかもしれません。

このような場合で意味があるのは、あくまでも使いやすさ、操作性などを見ることです。多くの人が使うでしょうから、できるだけ多くの人にとって扱いやすいものを選ぶべき。それを試すためにレンタルして下さい。

・購入して持っている機器との比較
もしかしたら数値が高めに出てる? そんなときに他機種と比べてみるのは、無駄ではありません。目安程度にしかなりませんが、レンタルで他機種を取り寄せ、数値を比べてみるのもありでしょう。

いずれにせよ、特に関東以北(以東)は、これからも予断を許さない状況が続きます。放射性物質はいまだにダダ漏れ状態です。できれば一台購入して、いつでも測定できるようにしておきたいところです。

というわけで左はレンタルではなく販売されている商品です。同じ「DP802i」ですが、これくらいの値段で買えるのですから…。ねぇw

「DP802i」最安値順(楽天市場)
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