2017/09/19

Meridian社の前身・Radiopribor社が「Pripyat/プリピャチ」の先祖とも言えるガイガーカウンターを作っていたという衝撃の事実!

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2014年5月23日にこのような記事を書きました。

ハンガリー人が所有するソビエトのレアな放射線測定器

gc_1013.jpg

このガイガーカウンター(?)は何なのか。当時、調べに調べまくったのですが、わかりませんでした。ところが、サイトの更新が滞り、ガイガーカウンター情報から離れて約3年。なんとなくサイトを再開し始めたところ、なぜか一気に、この放射線測定器に関する情報が得られました。しかも、その正体がとてつもなかった! 驚きますよ。衝撃的。

まず、放射線測定器の構造的な話から。

機種名は「сигнал(signal)」。本体に黒文字で書かれているのがそうでしょう。実は、このクセのある文字が読めなくて、昨日、ロシア人の友達に聞いちゃいましたよw これ何て書いてあるんだと。そしたら、教えてくれました。

大きく分けて2種類あります。ひとつは金属ボディ。ひとつはプラスチックボディ。当サイトで取り上げていたのは前者です。

soviet_signal_02.jpg soviet_signal_01.jpg

本体にはなんと、2本のGM管が内蔵されています。STS-5とSI-3Gです。そして、外部プローブもあります。その検出器はSTS-5を5本(!)並べたものです。ひえぇ。

測定モードは2種。普通にγ線を測定するモードと、もうひとつはおそらくベータ粒子束密度測定モードです。なぜ「おそらく」かというと、説明内容の信ぴょう性に不安があるというのと、翻訳がおぼつかないので。いずれにせよ、ベータ線を測定しようとしているデバイスであるということは確かなようです。

どうも原子力潜水艦の乗組員が装備していたという情報もあるのですが、これに関しては不確かです。

以上だけでも十分に驚きなのですが、問題はここからです。ここからがすごい。落ちついて読んで下さいね。

このガイガーカウンターは1960年代ごろのものなんですが、当時はもちろんロシアではなくソビエトです。そして、このガイガーカウンターのメーカーは「Радиоприбор(Radiopribor)」だったのです! わからない? じゃあお教えしましょう。「Радиоприбор(Radiopribor)」は「Меридиан(Meridian)」の前身です! まだわかんないの? ガイガーカウンター「プリピャチ」のメーカーですよっ!

つまりこういうこと。このソビエト時代のガイガーカウンター「сигнал(signal)」は、我々がよく知るあの「ПРИПЯТЬ(Pripyat/プリピャチ)」の先祖ってことなんです!

単にメーカーが同じってだけじゃないですよね。本体に2本のGM管、ベータ粒子束密度モード搭載ってのは、両者の共通点。先祖、兄弟と言っても過言ではないでしょう。

で、なぜ「Радиоприбор(Radiopribor)」に辿りついたかというと、本体に表示されている「Р」のマーク。これが同社のものだと、偶然わかったからです。メーカー名と機種名がわかり、一気に正体を掴むことができた、というわけです。

3年後、まさかこんな事実に辿りつくとは……。

[参考サイト]
Карманный радиометр-сигнализатор «Сигнал»
Раритетный дозиметр Сигнал в Южно-Сахалинске

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