identiFINDER R200

製品仕様 | |
メーカー | FLIR [公式] |
検出器 | (18mm)^3 CsI with シリコン光電子倍増管(SiPM) |
測定可能放射線 | γ線 |
線量率範囲 | ≦100nSv/h~250μSv/h |
計数率範囲 | - |
積算線量範囲 | - |
アラーム機能 | あり |
計測時間 | - |
エネルギー感度 | 25KeV~3MeV |
バッテリー | 内臓リチウムイオン電池(36時間)、バックアップリチウム電池(CR123A)(18時間)/充電時間:ACもしくはUSBで6時間 |
使用環境 | 使用温度:-20℃~+50℃ 保管温度:-10℃~+35℃ 湿度:93% RH(35℃、結露なきこと) |
寸法(mm) | 14.5×5.6×4.8cm |
重量 | 0.4kg |
色 | 【黒】 |
備考・その他 | スペクトル:1024ch、分解能:≦7.5% FWHM at 662keV。USB 2.0、mini-B、Bluetooth(10m)。PC、スマートフォンとの連動可。メモリ:30MB、5000個のスペクトルを保存可。IP67。 2015年秋ごろにリリースされたFLIRのSPRD(Spectroscopic Radiation Detection)。こういうタイプをアメリカのメーカーはよくペイジャー(Pager)と呼ぶのですが、まさにこれがそう。 FLIRの放射線測定器は2013年ごろからモデルが整理され、すべてが「identiFINDER R」というシリーズになりました。もっともよく知られている「identiFINDER 2」は現在「identiFINDER R400」という名称です。 ずっと以前からある「identiFINDER R300」(旧「nanoRAIDER」)もSPRDです。R300とR200の主な違いは検出器、分解能、耐久性、そしておそらく値段。 前者はCdZnTe×3個で分解能は≦3.5 % FWHM at 662 keV、IP63。ちょいとハイスペック過ぎで、弱いとは言わないけど繊細。 最初に現場に駆け付ける警官・軍などが、いち早く核種を特定して本部等に連絡する。そのためには(R300と比較して相対的に)ざっくりとでいいし、安くて多く配備できた方がいい。そして、耐久性に優れて、電池の持ちもいい方が便利。そんな現場のニーズに合わせて作られたのが「identiFINDER R200」と言えるでしょう。 2011年10月の世田谷区弦巻で起こった放射線騒動、2014年4月の本牧ふ頭コンテナから高線量が検出された事故、覚えている方もいらっしゃるでしょう。これらでは、それはそれはもう、笑えるほどチンタラと放射線を測っていたわけですよ。アロカシンチで。そして、ラジウム、トリウムだとわかり発表されたのが数日~1週間後。「identiFINDER R200」を配備しときゃ、そんなのその日の内にわかります。 「ふむ。最大で15μSv/hか。高いな」 わかっとるわw だから通報が行ってるわけで。さて、日本のファースト・レスポンダーたちは現在、どんな放射線測定器を準備してるんでしょね。バカのひとつ覚えのアロカですかねやっぱり。もちろん、アロカが悪いというわけじゃなく(現在はアロカではなく日立製作所)。 identiFINDER / fieldSPECは生まれながらにしてスーパースターだった~Target SystemelectronicからICx、FLIRへの軌跡 |
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