2017/09/12

日本原子力研究開発機構(JAEA)が小型・軽量のガンマカメラ(コンプトンカメラ)を開発しました。ドローンにも搭載可

2017年9月11日、国立研究開発法人日本原子力研究開発機構が小型軽量ガンマカメラ(小型コンプトンカメラ)および、これを用いた放射性物質の分布の可視化技術を開発したと発表しました。

[ソース]小型軽量ガンマカメラを用いた放射性物質の3次元可視化技術を開発 ―福島第一原子力発電所建屋内で放射線イメージング測定を実施―

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具体的にはこのようなモジュールです。検出器は1.5mm角の15×15ピクセルのGAGG(ガドリニウム、アルミニウム、ガリウム、ガーネット)。これが2層になっています。

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原理はこう。入射したγ線が1層目(散乱体)と2層目(吸収体)のそれぞれで相互作用した位置と、受け取ったエネルギーから、γ線の飛来方向を特定することができるということです。

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このコンプトンカメラで測定された放射線分布と、光学カメラで取得した実画像を重ね合わせることで、福島第一原発建屋内における汚染分布を可視化することにも成功したとのこと。得られた汚染分布はカラーのコンター図でパソコン上にリアルタイムで表示することができます。

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さらに、複数個所での測定データを組み合わせることにより、汚染分布を3次元的に表示させることもできます。

このような技術自体は前からあるのですが、約680gという小型・軽量化が実現したという点が大きいのかもしれません。ドローンやロボットに搭載しやすくなり、作業効率が上がることが期待されます。

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