2014/05/31

6112M/H

6112MH_001.jpg
製品仕様
メーカー Automess [公式]
(Automation und Messtechnik GmbH)
検出器 GM管×2本
Low range(0.1μSv/h~10mSv/h):ZP1400
High range(7mSv/h~10Sv/h):ZP1300
※デジタル表示は0.01μSv/h~10Sv/h
測定可能放射線 β線、γ線、X線
線量率範囲 0.01μSv/h~10Sv/h
積算線量範囲 10nSv~10Sv
アラーム機能 あり
計測時間 -
エネルギー感度 45keV~1.3MeV
バッテリー 単2電池×4本(100時間)
使用環境 -20℃~+60℃ / 0%~95%
※保管:-40℃~+85℃
寸法(mm) 970~4170×130×90mm
重量 3.0kg(電池含む)
【黄色】
備考・その他 ■モデル
・6112B-100(Sv)、6112B-101(R) ※いずれもHx
・6112D-100(Hx)、6112D-100/H(H(10))
・6112M(Hx)、6112M/H(H(10))

Hxに関しては後述します。

■「6112」シリーズの歴史
私が知る限り、一番古い「6112」シリーズは1980年から2005年にかけて製造されていた「6112B」です。以降、上記の通り、いくつかのモデルが誕生し、世界中で利用されてきました。

6112MH_002.jpg 日本においても同様です。原子力関連施設(研究所、原子力発電所等)で使われているのを散見します。

ただ、同社のフラッグシップ「6150AD」をセットする「6150AD-t/H」というモデルが登場し、「6112」はあまり使われなくなっているような気もします。フレキシブルに「6150AD」が使えた方が効率的ですからね。

■β線
「6112M/H」は先端のキャップを取り外し、端窓式GM管「ZP1400」を露呈させることで、β線も測定が可能です。この際の線量基準はH’(0.07, 0°)。方向性線量当量の70μm線量当量です。

6112MH_003.jpg それぞれのレスポンスは以下の通りです。

Pm147(E~60keV):3.5%
Kr85(E~240keV):4.4%
Sr90/Y90(E~800keV):22%

■Hx
1986年から2001年にかけて、ドイツ国内で採用されていた独自の線量です。

Js [R] = 114 R/Gy Ka [Gy]
Hx [Sv] = 0.01 Sv/R Js [R]
Hx [Sv] = 1.14 Sv/Gy Ka [Gy]

詳しく書き出すと大変なことになるので、ザックリと説明しますが、1980年代半ばといえば、世界的に線量概念がガラリと変わった時期でもあります。ひと言で言ってしまえば、RBE(Relative Biological Effectiveness)からLET(Linear Energy Transfer=線エネルギー付与)とでも言いましょうか。

これが元となって、現在の実用量へとつながるわけですが、ドイツはこの流れに抗います。そして、上述のような独自の体系を採ったのですが、国際的には受け入れられず、2001年には国際的な基準、すなわちH(10)へと移行します。

Automessの他の機種においても、「/H」がつくモデルとつかないモデルがあります。その差は以上の通りで、Hあり=H(10)、Hなし=Hxです。

[参考資料]
AUTOMESS:Data sheet 6112M(/H)(PDF)
日本アイソトープ協会:TRACER 【連載】線量 by 多田順一郎(PDF)

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