2014/05/13

南京でイリジウム紛失事故があったわけですが、放射線測定器はと言うと…

中国・南京のイリジウム紛失事故

中国・南京市で放射性物質を紛失したというニュースがありました。この手のニュースにしては事実関係がハッキリしていまして、5月7日、天津宏迪检测公司(天津市宏迪工程检测发展有限公司?)の4人の作業員が、作業中にIr192(イリジウム192)を紛失。紛失物は5月10日、無事に発見されました。人的被害は特になく、作業員は当局によって拘留されているとのことです。

気になるのは放射線測定器です。いったいどのような放射線測定器が使われたのでしょうか。まず、こちらは発見された放射線源を封入した鉛のケース。

gc_1005.jpg
そして、放射線源を探索している様子がこちら。

gc_1006.jpg
[ソース]新华网:南京放射源丢失4责任人被刑拘 操作资质存疑

おい。金属探知機じゃねぇかw 一応、調べました。アメリカ・Garrett社のACEシリーズです。「ACE 150」か「ACE 250」かは不明。先端のコイルは「6.5" x 9" ACE PROformance Searchcoil」です。

金属探知機 ギャレット GARRETT ACE 250 本格 【並行輸入品】

非破壊検査に使う金属片(Ir192)を探すのに、金属探知機を使うというのはおかしくはないのでしょう。だけど、放射線測定器と金属探知機、どちらのほうが見つけやすいんですかね。

ああ、そうそう、上述の会社は石油パイプだとかそっち系の会社で、非破壊検査もしているようです。

そんなわけで、いろいろ調べてみましたが、南京で使われた放射線測定器はわかりませんでした…。

千葉市のイリジウム被ばく事故と「Dr.House」

今回は人に被害は出ませんでしたが、日本では1971年にイリジウムによって大きな被ばく事故が起きていました。

千葉県の造船所構内で、作業員が非破壊検査用のイリジウム192(5.3ci,1.63E12Bq)を拾います。それが何なのかわからないまま、ズボンのベルトにさして持ち帰った結果、計6人が被ばく、放射線急性障害が生じました。かなりの重症になってしまったのですが、そのあたりの詳細はググってみてください。痛ましい写真も出てくるので、ググる際はご注意を。

[ソース]ATOMICA:千葉市におけるイリジウムによる放射線被ばく事故

で、こうした類の話はイリジウムに限らず、結構ありまして(Co60でありがち)、被害はなかったようですが、最近でも愛媛でなんかありましたね。スクラップからどうこうというのが。そして、ドラマ「Dr.House」でも同じような話が登場します。詳細は以下の過去記事をどうぞ。

[関連過去記事]
「Dr.HOUSE(ドクターハウス)」のガイガーカウンター

というわけで、おっちゃん、放射性物質を金属探知機で探すのはいいんだけどさ、その防護服はどうなのよ?という記事でした。…ほんとすんません、今回はこんな内容で(^^;

Dr.HOUSE/ドクター・ハウス ファイナル・シーズン DVD-BOX
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コメント

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>放射線測定器と金属探知機、どちらのほうが見つけやすいんですかね。
鉛のケースに入ってたら。放射線遮っちゃうからガイガー反応よろしくないのでは?

Re: タイトルなし

写真の鉛ケースは、発見後に金属を入れているというもののようです。金属自体はどういう状態だったんでしょうねぇ。

まあでも、紛失したとはいえ、むき出しだったとも限らないから、そういう場合は確かに金属探知機のほうがいいのかもですねー。

金属探知機で検出できる範囲ってどんくらいなんだろ…。


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