2014/05/13

日本原子力研究開発機構・原子力科学研究所のマニアックなサーベイメータ

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先日の記事ではサラっと流してしまいましたが、日本原子力研究開発機構・原子力科学研究所のサーベイメータ一覧をよく見ると、とんでもないことになってました。

機種名からメーカー名を調べ、一覧にしてみました。

GM管式サーベイメータ
290Victoreen
NSM-152富士電機システムズ
NHJ110富士電機システムズ
6112DAUTOMESS
X5DEGRAETZ
TGS-123アロカ
TGS-133アロカ
TGS-136アロカ
シンチレーション式サーベイメータ
TCS-161アロカ
963Canadian Aviation Electronic
963ACanadian Aviation Electronic
TCS-212アロカ
TCS-222アロカ
電離箱式サーベイメータ
ICS-311アロカ
ICS-313アロカ
AE-133V応用技研
450PVictoreen
471Victoreen
中性子用サーベイメータ
NSN-1000富士電機システムズ
AE-2202D応用技研
NSM-413富士電機システムズ

※アロカは現・日立アロカメディカル。富士電機システムズは現・富士電機。

まじですかと。

Victoreen、AUTOMESS、GRAETZも確かにすごい。

gc_1000.jpg
gc_1001.jpg
graetzhistory_008.jpg
だけど、最大の注目点はCanadian Aviation Electronic!

gc_1002.jpg gc_1003.jpg
[ソース]National Radiation Instrument Catalog:Canadian Aviation Electronics (CAE)

Canadian Aviation Electronic(およびHalross Instruments Corporation)の歴史に関してはまた別の機会に紹介します。それより「963」です。リリースされたのは1955年ですよ。もちろん、原子力科学研究所の所有する「963(A)」が何年に製造されたのかはわりません。ですが、相当な年月が経っているはず。物持ちいいなぁ。

ていうか、そもそもなぜ「963」!? こんなマニアックな機種、どういうルートで入手したのでしょう。昔はそれなりに流通してたとか? いやいや、まったく見かけませんけどw

「963」は300、3000、30000cpsの3レンジ、「963A」は0.025、0.25、2.5mR/hの3レンジ。検出器は両者とも1-1/8" x 5/8" NaI(Tl)。検出器内蔵でこの時代で約3kgですから、かなりコンパクトです。

最大の特徴は湾曲したボディでしょう。体にフィットさせるためなのですが、これ、左に抱えることを前提としています。正面ではありません。正面ならメーターの方向を90度変えるはずです。

ロータリースイッチ類のスタート位置が左ではなくてっぺん寄りです。右から覗き込みやすくするためでしょう。ストラップホルダーを内側に寄せてつけているあたりもなにげに気が利いてます。aviationですからね。このあたりの構造はそりゃもう細かく考えられてます。すごい。

マニアック過ぎて、なかなかいい画像がありませんでした。代わりに後継機と思しき「Model 965 scintillometer」の大きな写真をどうぞ。2001年のものだそうです。意外と最近だなw

gc_1004.jpg
[ソース]GEOPHYSICAL INSTRUMENTS IN AUSTRALIA'S NATIONAL HISTORICAL COLLECTION

おや? ストラップが2本。「963」もそうなのか。なんでだろ。万が一切れちゃった時のための予備? いや、カバーを外した際のカバー用のストラップなのか!?

※追記:下のストラップは腰に巻き、ぶらつきを防ぐためじゃないかとの情報をお寄せ頂きました。なるほど確かに。ありがとうございますm(_ _)m

とりあえず、原子力科学研究所には博物館所蔵レベルのマニアックな機種がわんさとありましたという記事でした。
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コメント

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あー、そうかそうか。なるほど。
バックパックと同じかw
ありがとうございますm(_ _)m

こういうのは軍系に詳しい方だと、
サクッとわかっちゃいそうですねw


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