2014/05/08

「DoseRAE」が税送込で3,090円~「DoseRAE」とは何なのか、そしてどう誕生したのか。意外な誕生秘話

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安いんだけど難しいチョイス

RAE Systemsの「DoseRAE」が税送込で3,090円です。

まあ、なかなか難しいと言いますか。

まず、GM管ですからねぇ。どうなんでしょう。あと、実務上の問題がある場合、個人線量計がほしければ、無難にアロカや富士電機を選んでおいた方がいいような気も。そうせざるを得ないという状況がいいか悪いかは別として。

ちなみにですが、「DoseRAE」は個人線量計です。日本語サイトや日本語のリーフレットは「電子パーソナル線量計」と訳してますが、翻訳者がアホなだけです(誰だまったく…)。英語版にはちゃんと「Electronic Personal Dosimeter」=電子式個人線量計と書かれています。海外の放射線測定器を購入する際は、日本語の説明は参考にならないと思って下さい(メーカーもショップも正規代理店的なところも)。「DoseRAE」をガイガーカウンターと言っちゃうのも、私はどうかと思うですよ。

[関連過去記事]
「DoseRAE-P」が5,000円台w ~「DoseRAE-P」をガイガーカウンターと呼ぶ違和感

それはさて置き、一番の問題は「DoseRAE」が廃版になっている可能性が大ということです。別に廃版のものを買ってはいけないとは言いません。「RADEX RD1503」も廃版ですが、いい機種です。しかし、あえて廃版モデルを選ぶなら、積極的に選ぶ理由がほしいところ。それがないならわざわざ廃版を選ぶ意味がありません。現行モデルでいいと思います。

「DoseRAE」の後継機的立場にあるのは「DoseRAE Pro」です。ただ、「DoseRAE」をさらに事業向けにした仕様ですし、いまのところ日本の一般市場では販売されていません(一般向けではないからw)。RAEの個人線量計がほしければ、「miniDOSE」「DoseRAE 2」がいいんじゃないでしょうか。

ああ、リーダーの問題もあるか。読み出したいなら「SAIC Dosimeter Reader(PDR-1)」が必要です。というわけで、ようやく本題に移れます。SAIC。聞いたことのある名前ですね。

DoseRAEの歴史

SAICの詳細についてはこちらの記事をご参照下さい。放射線測定器を扱っていた/いる企業です。

[関連過去記事]
ExploraniumからSAIC、そしてRadiation Solutions Inc、Georadisへの道のり

いつからかは不明ですが、SAICはオリジナルの個人線量計も開発していました。そして、2007年1月、SAICとRAE Systemsが共同で個人線量計「DoseRAE」を開発します。「DoseRAE」はRAEが扱う商品名、SAIC版は「PD-3i」「PD-10i」です。

[ソース]AE Systems Introduces DoseRAE, an International Personal Electronic Gamma Radiation Dosimeter

SAICが作っていたもともとの「PD-10i」、RAEと共同開発した「PD-10i」「PD-3i」、RAE版の「DaseRAE」、最新の「DoseRAE Pro」を並べてみます。

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こう見ると、流れもよくわかるかと。

なお、「DoseRAE Pro」はCsIシンチレーターです。他はGM管です。個人線量計はシンチか半導体が基本。GM管の個人線量計は姿を消しつつあるというのが趨勢です。サイズやコスト、感度のことを考えれば、そうなるのも必然なんでしょうね。

というわけで、安いと言っておきながら疑問を呈するというアンビバレント。ここまで読んで、「DoseRAE」のなんたるかがわかれば、買ってみてもいいんじゃないでしょうか。その後はどう使って頂いても構いません。

もちろん「分解してー!」みたいな人もどうぞw

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