2014/02/21

1955年から1956年にかけて雑誌に掲載されていた放射線測定器関連広告~ALOKA、東芝/マツダ、島津製作所、神戸工業、PHILIPS

関連ワード:コラム , history , 日立アロカメディカル , 集めてみた ,
先日の「日本における放射線測定器の夜明け~牧野純夫氏が語る東芝、島津製作所の放射線測定器」という記事を書いている際に、とても面白いものを見つけました。「虚構の皇国」というサイトに、1955年ごろの放射線測定器関連の広告がいくつか掲載されていたのです。

ひじょーーーに貴重な資料です。そこで、当サイトでも紹介してみたいと思います。

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教育用に 実験用に
マツダ放射線検出計
RADIATION SURVEY METER

ガイガー計数管を納めたプローブと増幅器を納めた本体とより成り、μS計(マイクロ・アンペア計)を有し、放射線強度を計器の指示により求めることの出来る最も完全且つ軽便な放射線測定器であります。

マツダ RGS-2型(交流電源用)
マツダ RGS-3型(蓄電池式)

東芝医療電機株式会社

牧野氏がいた会社でしょうか。先のレポートに登場していた東芝製ガイガーカウンターとこの「RGS-2」はそっくりです。

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10進法直読式 放射能測定装置
Aloka デカトロン・カウンター

☆計数放電管(日本無線Dekatron)を使用した国産品として唯一の10進法直読式の計数装置
☆測定時間及びカウント数をプリセットして自動的に測定できるタイマの接続可能
☆研究室用、携帯用、野外用、ミリセカンドタイマ用など各型を製作

株式会社医理学研究所

医理学研究所は日立アロカメディカルの前身です。1950年、日本無線の医療機器部門が独立し、医理学研究所を設立。1958年、日本無線医理学研究所に改称。1976年、アロカに改称。2011年、日立メディコの子会社になり、日立アロカメディカルに改称。こんな歴史です。

しっかしまあ、すべてに言えることですが、どれもこれも今の景品表示法的には完全にアウトな感じのアオリ文句ばかりw 時代を感じます。

以上は「アトムの科学 No2」(1955年5月/八雲書房)から。以降はすべて、「アイソトープ No8」(1956年6月/八雲書房)からです。まずは上記記事にも登場した「D-55」。

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島津G.M.放射能測定装置
1000進法装置 D-55型

・100位まで10進計数管(E1T)。1000位以上は6桁の度数型録数器表示
・レートメーター及びスピーカー付属
・G.M.管はPhilips 井 18506使用

うん、さっぱりだw 「E1T」に関しては以下のサイトをご参照下さい。

[参考サイト]
ケンさんのホームページ:真空管[計数放電管]物語
Jogis Röhrenbude:Ziffern- und Zeichenanzeigen - Die E1T
↑GIFアニメになっていて、どういう風に数値表示しているのかがよくわかります

で、GM管の18506(Philips)はこちら。

showaad_002.jpg この資料を読む限りは1955年あたりに開発・リリースされたんですかね。マイカ窓でαβγ線が検出可能です。有効直径27.8mm、面積6cm^2。

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ALOKA DC-P3型
携帯型デカトロン・カウンタ

主な特長
1.計数放電管(日本無線製Dekatron)2個を使用した10進法100計数直読式であります。
2.計数音を逓減して10または100カウントごとに一回の計数音を聞くことができます。
3.電源は積層乾電池を自蔵して随時随所に携帯して測定できます。
4.従来のサーベ・メータの欠点を補い正確なカウント数が得られます。
5.外形寸法 290×150×220(ショールダ・バッグとも)
6.重量 6.5kg(ショールダ・バッグとも)

日本無線製のDekatronは上記の「ケンさんのホームページ」に写真付きで掲載されています。このどれかはよくわかりませんが(あるいはどれでもないのかも?)。

検出器はなんでしょうね。てか、この時代は検出部よりも計数部のほうが重要だったのか。なるほど。

なお、同シリーズだと思われる「DC-P1」がヤフオクに出ていますw すごいなおい。

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Aloka 放射能測定装置/DC-P1型 レトロ/骨董品

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昭和33年製造と書かれています。1958年か。ちょうど日本無線医理学研究所に改称した年で、プレートもそうなってますね。

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イギリスのE.M.I社製の光電子倍増管(6260型、6262型、6094型、6099型)とI.D.L社製のシンチレーションカウンターセット。東陽通商は東陽テクニカの旧社名です。

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シンチレーションカウンター
放射能測定装置
SA-1000A型

テンシンチレーションカウンターはシンチレーションヘッドの優れた特徴である高い分解能を損なわない様、一位計数回路は2Msec迄分解する様に設計され、しかも弊社の誇る、特許リング回路を採用しておりますので極めて動作が確実安定です。

・高性能厚み計
・サーベイメーター
・レントゲンメーター

神戸工業株式会社

これは神戸工業のシンチレーションカウンター「SA-1000A型」。そういえば、先の牧野氏のレポート内にも神戸工業のことがチラリと出てきます。

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PHILIPSの放射能測定装置。具体的な製品名は不明です。右の説明文にはシンチレーションカウンターだけしか出てきませんが、写真には3つの検出器が写っていますし、キャプションにはGM管、比例計数管と書かれています。輸入していたのは松下電器貿易。「和蘭フィリップス社日本総代理店」だったんですね。

これらの機器は各メーカーに残ってるんでしょうか。少なくともネット上には、情報はほぼ皆無といっていいほどです。貴重な資料ですから、本体を残しておくのが難しいとしても、せめて詳細に撮影し、写真として残しておいてほしいなぁ。

[画像出典元]虚構の皇国

世情を映す昭和のポスター (メディアパルムック)
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