2014/02/20

Quarta-Radの社内風景や歴史を見ると、日本でRADEXシリーズが売れた理由もなんとなくわかるような

4turista.ru(4туриста.ру. )というウェブサイトに、Quarta-Radの内部を紹介する記事(2012年4月25日)がありました。

Кто производит дозиметры РАДЭКС ?

ここから、いくつかの写真を紹介してみたいと思います。

quartaradhistory_001.jpg quartaradhistory_002.jpg quartaradhistory_003.jpg quartaradhistory_004.jpg quartaradhistory_005.jpg quartaradhistory_006.jpg quartaradhistory_007.jpg quartaradhistory_008.jpg quartaradhistory_009.jpg
記事でも紹介されていますが、意外と小さなオフィスですよね。こんなところで、こうやって組み立てられてるんですねぇ。

さて、Quarta-Radの歴史について簡単に紹介してみます。

1990年、Moscow Engineering and Physics Institute(MIFI)で働いていたVitaly Alexeevich Golovanov(Виталий Алексеевич Голованов)がQUARTAを設立します。QUARTAはロシア語でКВАРТА。КВАнт(quantum)、Радио(radio)、Техническая(technical)、Аппаратура(equipment)の略です。

設立当初は高温用放射温度計などを作っていましたが、なかなか厳しかったようです。しかし、1993年、事態は一気に好転します。放射線測定器「QUARTEX RD8901(КВАРТЕКС РД8901)」を開発・リリースし、これが人気を博したからです。以後10年間で約15万台売れたのだとか。

quartaradhistory_010.jpg
頃合いを同じくして、同社はQUARTA-STAR(КВАРТА-СТАР)と改名。その後もロシア経済が芳しくない中、着実に堅実にビジネス展開をしていきます。そして、1998年には現在の社名でもあるQUARTA-RADになりました。

同社の次の転機は2003年。8901をリリースしてちょうど10年目のことです。8901より使いやすく、そしてモダンなデザインの放射線測定器をリリースします。「RADEX RD1503」です。これがヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどで爆発的ヒットを飛ばしました。

その後のことはあまり語られていません。しかし、同社の辿って来た道は想像に難くないでしょう。「RADEX RD1503+」「RADEX RD1706」「RADEX RD1008」といった新機種を世に出していきます。2011年には製造が追いつかないほどの発注が日本から、全世界から舞い込んできます。そして、「RADEX RD1008」の白バージョンも登場しました。「RADEX RD1212」の登場とともに「RADEX RD1503」は廃版となります。さらに、同社の最新モデル「RADEX MKS-1009(РАДЭКС МКС-1009)」がリリースされました。

もちろん、外部からはうかがい知れない波乱万丈はあったでしょう。しかしそれにしても、こう見てきて感じるのは、同社の淡々とした姿勢です。世の中の流行に大きく影響されているようにも思えない。ビジネスに躍起になっている感じもしない。

冒頭の写真がまさにそうでした。決して悪い意味ではなく、すごく淡白な感じがします。さっぱりしていて、黙々と仕事をこなす職人たちといった印象です。さらに言えば、同社製品にも同じ雰囲気が漂っています。

派手ではない。特別面白みがあるわけでもない。だけど、堅実に淡々と仕事をしてくれるRADEXシリーズ。特にSOEKSやTERRAあたりと比べると、その感じは強まります。

まあ、だからこそ日本でこれほど売れたんでしょうね。クセがなくて、万人ウケするRADEX。新機種を出すといっても、1008とさほど変わっていなそうな1009、1503+と同じような1212ですからねぇw

オフィスの様子、たどってきた歴史、製品ラインアップ、これらをすべて合わせてみると、「ああ、なるほどね」といろいろなことを納得させられます。

RADEX RD-1212 【付属専用ソフト・測定データ参照可能】
関連記事

コメント

非公開コメント

スイスの小さな腕時計のメーカーの工房

お写真を拝見していると、スイスの小さな腕時計のメーカーの工房の中の風景の様に感じました。
職人が黙々と働いているさまは、なんか嘘のない信頼感がわいてきていい感じです。

Re: スイスの小さな腕時計のメーカーの工房

もちろん工場じゃない。オフィスというのも微妙に違う。なるほど、確かに工房という言葉がピッタリですねw


rss001.gif twitter001.gif fb001.png Google+