放射線測定値に段階表示は馴染まない!?~珍品「РИФ-1(GRIF-1)」

2014年02月12日
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これはロシアの「РИФ-1(GRIF-1)」というガイガーカウンターです。現在はもう製造されていないと思われます。音(計数率に比例して鳴る)とLED(9段階)で放射線レベルを教えてくれます。

※おそらく「9」は1.2μSv/h以上を表すのだと思います

こういう類の表示の仕方は、昔だからあったというわけではありません。数少ないですが、今でもあります。有名なのが「MiniRad-D」(D-tect Systems)です。

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0.5"×1.5" CsI(Na) で1~9段階表示です。1は0.35μSv/h、9は11.00μSv/h。数値と測定値が比例するわけではありません。段階が上がるほど閾値幅は広がります。

※以前はNaがドープされてるみたいな説明があったはずなんですが、今はCsIとしか書かれていません。

アメリカの専門機関や政府関連機関のレポート等にはよく登場します。ただ、これが実際の現場で使われているのを見たことがありません。

放射線測定って難しいっちゃあ難しい。だから、段階表示はわかりやすくていいはず。だけど、ロシアのガイガーはそれに続くものが現れませんし、「MiniRad-D」も売れているようには思えない。

そう考えると、測定値を段階表示するってのは、放射線測定にはなじまないのかもですね。段階表示では逆にわかりづらいとも言えますし。それに、わかりやすさを求める層と測定器を持ちたいという層が決定的にかい離しているということもあるか。

キーホルダータイプで、段階表示してくれる放射線測定器が500円で販売されるとします。売れますかね? 分解したくてウズウズしてる人たちが買っていくだけのような気がw

というわけで、ネット上にも情報が数少ない、とても珍しい段階表示のガイガーカウンター「РИФ-1(GRIF-1)」の紹介と、「もっとわかりやすく」みたいに考えて、段階表示の測定器を作っても、たぶん売れないからやめといたほうがいいと思いますよというお話でしたw ちょっと変な噂を耳にしまして(^^;

D-tect [MiniRad-D] シンチレーション式放射線測定器 小さくて反応が速い 高感度 アメリカ製 日本語マニュアル付

[参照サイト]
Master-Tv.com :Дозиметр Гриф1- индикация ?
Холодная и горячая сталь:Портативный дозиметр Гриф-1
VK:Дозиметр и его использование
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