セラフィールドとNUVIAのイギリス紳士な放射線測定器「Electra」で、川口浩探検隊を思い出した

2014年02月09日
関連ワード:コラム , 集めてみた , ThermoFisherScientific ,
2014年1月31日、イギリスのセラフィールド原子力関連施設内で、放射線量の異常がありました。結局これは自然由来のラドンの影響だろうとのことです。

[ソース]BBC:Sellafield partly closed after 'above normal' radiation

こんなことがあったので、セラフィールドで使われている放射線測定器を調べてみました。そうしたら、セラフィールドに各種技術・サービス・ソリューションを提供している原子力関連企業、NUVIAのサイトで面白い写真をいっぱい見つけました。もうね、NUVIAのサイトには放射線測定器が出まくりなんですわw

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すべて同じ放射線測定器で、その詳細は後述しますが、特に一番最後の写真。厳重装備でα線も測定しようとしている状況で、どんだけ悠長に写真撮っとんねんと。私は川口浩探検隊を思い出しましたよw

いや、もちろんわかってますよ。これらはあくまでもPRのための写真です。だからカメラ目線だし、やけに写真の収まりがいい。にしても、放射線測定器の宣伝かと思うほどの露出っぷりで、思わず笑ってしまいました。

※もしかしたら、トレーニング用にチューンされたキットかもしれません。たとえば、こんなものがあります。

[参考サイト]Safe Training Systems:Thermo Electra Simulator

さて、この放射線測定器はThermo Fisher ScientificのElectraシリーズです。「ELECTRA PLUS 1B」「Electra GM 1A」「Selectra」など、数多くのモデルが用意されています。とにかく機能が満載で、いたれりつくせりなサーベイメーターです。

もともとはNE Techonology(イギリス)という会社の製品でした。同社の詳細は不明ですが、TFSがこの会社を買収し、現在ではTFS製品となっているようです(Thermo Electron傘下になったような感じ)。

プローブはEberlineの流れを汲む、αβにも対応したシンチプローブだと思われます。DP6シリーズあたりかな? DNAを同じくするLUDLUMのプローブと見た目だけでは判別しがたいのですが、本体がTFSですからプローブもTFS(=Eberline)でしょう。

基本的にはイギリス軍もしくはイギリスのCDなんでしょうけど、ちょっとRADOS的北欧感も漂っているんですよねぇ。差し色にオレンジを入れるあたりも絶妙なセンス。いずれにせよ、FH、FAG、Eberlineといった、いかにもドイツ、アメリカといったマッチョなTFSのメインストリームとはテイストを異にしています。

オシャレでちょっと色っぽい。だけどすごく男性的。めちゃくちゃ多機能で、細かいところにも気がきいてる。おお、なるほど。イギリス紳士をサーベイメーターにしたら、こうなるわけですなw

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※NE Technology製の「ELECTRA BP19+656」
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