富士電機(&東京電力)の新型放射線測定器「DOSE e nano」が公式に発表されました

2014年01月31日
関連ワード:ニュース , 富士電機 , 実用量 ,
2014.02.24追記:詳細がわかりました。当サイト内のカタログもご参照下さい。
DOSEe nano

富士電機と東京電力が共同開発していた新型の放射線測定器「DOSE e nano」が公式に発表されました。

gc_841.jpg

[ソース]FTC(福島中央テレビ):1分単位で測定 東京電力が新型線量計を共同開発

寄せられていた情報でも製品名は「DOSE e nano」とされていました。今回の報道では製品名までは出ていませんが、本体には「DOSE e nano」と書かれています。

詳しいスペック等がわかりましたら、追ってまとめたいと思います。

※詳細がわかりました。当サイト内のカタログもご参照下さい。
DOSEe nano

さて、それより重要な一番のポイントは「避難住民の帰還に向けた活用」という点です。昨年末から、空間線量(≒空気吸収線量or周辺線量当量)ではなく、個人の被ばく線量(おそらく=個人線量当量)を基準に、帰還できるかどうかを判断したり、あるいは帰還後のあれこれを管理するという方針が決まりました。

「DOSE e nano」がこれに利用されるなら、個人線量当量を測定し表示するとなるわけですから、JISZ4312(X線,γ線,β線及び中性子用電子式個人線量(率)計)準拠のはずです。ちゃんと裏表の方向を確認し、ポケットやらなんやらに装着し、被ばく量を測っていくと。

それはそれでぜんぜんいいのですが、従来品である「DOSE e」はJISZ4333準拠です。当サイトとしては、この差がなんなのかをぜひぜひ知って頂きたい。

太字にして書きましょうか。

「DOSE e」はJISZ4333準拠なのでサーベイメーターです。

「DOSE e nano」はおそらくJISZ4312準拠のはず。ですから個人線量計のはずです。

サーベイメーターと個人線量計は違うものです。その違いをしっかりと理解し、適切に測定器を使って下さい。

※実は「Dose e」もJISZ4312…みたいなこともあるのですが、初心者の方を混乱させるのもあれなので、このあたりのことは忘れて下さい。

※両者の測定値の差に関しても、興味のある方が検証してみて下さい。んなことよりまず、両者は違うものですよということを知ればいいだけでして。その上でさて…と考えることに異論はございません。

[関連過去記事]
富士電機の裏情報!?「DOSE i」「DOSE e」リニューアルと新製品、CsIシンチ「ペガサス Pro」!

そういえば、「ペガサス(Pegasus)」および「ペガサス Pro(Pegasus Pro)」も、実はなんか動きがあるっぽいです。あまり詳しくは書けないのですが…。電力会社等の担当者さーん、どんなんか教えてw

2014.03.08追記:PEGASUS pro(ペガサス・プロ)」が姿を現わしました。以下の記事もご参照下さい。

日本環境調査研究所とNTTデータのスカウター放射線測定器セット「RadiBorg(ラディボーグ)」は富士電機の「PEGASUS pro(ペガサス・プロ)」!
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コメント一覧

1040. 2014.02.12
HP(10)で校正すれば、個人被ばく線量計として使えるし
ファントム比がなければ簡易サーベイまたは簡易エリアモニタとして使えるし。Grayで校正すれば簡易モニタリングポストに使えるし。
エネ特とトレーサビリテイがあれば問題なし。
JAEAではHP10で校正し、個人被ばく線量計として使っているそうな。
1041. 2014.02.12
USB充電ができるので、PC,スマホ用充電器、車用のスマホ充電器がつかえる。トレンド件数(内部メモリーの拡大)の拡大。
USBでPcにつないで「リアル線量計」の安価な代替とか。が要望されたらしい。pegasusはBluetoothでNexus5とGoogleGlassとかと連携、セカイカメラとかつかって、ドラゴンボールのスカウターみたいなのを作るらしい、頭の上に被ばく線量が見えたり、エリアモニタの線量がエアタグで見れる。線量の見える化ってとこだね。本当はセンターで下請け作業員の線量をリアルで監視、放射線核種もリアルで監視ってとこ。炉心の破断状況とか、遠隔監視ってとこか、中性子センサーとベータものっければよいのだが。
1042. 2014.02.12
このひとのHPかなり正確で面白いですね。
http://sakai4.blogspot.jp/2014/02/blog-post_11.html
アルファ通信ですが、アロカのサーベイメータの8倍の
線量を表示したことに対して正式な説明もなく不信感を持たれ、納期遅延が理由で文部科学省からキャンセルされました。自社に校正設備ももたず(通常、1年に1回校正するのだが能力がない)問題となりましたが。このHPでは詳細に記載されてて面白い。
産総研で校正してトレーサビリテイを証明していれば、まだよかったのですが、そのような知識もなく、メーカーの出荷のまま、文部科学省に納品していたようで、実質校正もなされないままだったようです。
第三者的に見ると、公共事業に参入するほど、責任が終えない企業としか思えません。品質レベルが低い企業だったのですね。とりあえず納期遅延はありえません。正式な輸入メーカーも怒っているようですね。
1058. 2014.03.06
http://www.fujielectric.co.jp/products/radiation/servy/dose_e_nano/index.html
富士電機のhpでアナウンスされました。しかしmqpc+csiより富士電機のsi+csiのほうがよいかも

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