2014/01/15

AREVAがJAEAと共同で放射線測定サブマリン(ECA Robotics社製)を開発

日本原子力研究開発機構とAREVAが遠隔式無人放射線測定潜水艇とも言うべき探査機を開発したそうです。

原子力機構、水底の放射線物質測定する遠隔無人機を仏アレバと開発

日本原子力研究開発機構は、水底の放射性物質を測定する遠隔操作無人探査機(ROV)を仏アレバと共同開発した。湖底などには河川から流入した放射性物質が蓄積されていると予想されるが、詳しい分布は分かっていない。原子力機構では福島県内などの湖やダム、貯水池の調査に投入することを計画しており、水底に堆積している放射性物質の分布状況などを明らかにする。

開発したROVの大きさは89センチ×60センチ×105センチメートル、重量は約100キログラム。水深100メートル程度まで下降できる。船上からケーブルを通じて操作する。機体の下部には円すい形の放射線測定器を取り付けており、放射性セシウムを始め、多様な核種を測定できる。

放射線は水で減衰する性質があり、正確に測定するため、測定器の内部は空気で満たされている。ROVが水底に着床し、測定器を土壌に接触させて直接放射線を測定する。

gc_805.jpg ※共同開発したROV。下部には円すい状の放射線測定器が取り付けられている(原子力機構提供)

[ソース]日刊工業新聞社

「測定器を土壌に接触させて直接放射線を測定する」ですか。ほお。水じゃなく土なんですね。

AREVAの公式サイトにも”ROV”の説明と写真がありました。

JAPAN: MAPPING CONTAMINATION AT FUKUSHIMA WITH ROBOTS
June 20, 2013

gc_810.png The first is a mini submarine called ROV (“Remotely Operated underwater Vehicle”). Carrying a probe, it takes readings under water and transmits them so that they may be processed and a map of contamination “spots” drawn up. After training the teams of the Japan Atomic Energy Authority (JAEA) in its operation, it will be used to map the lakes around Fukushima.

[ソース]AREVA

一般的に”ROV”と言った場合はRemotely Operated Vehicleなんですが、こいつの場合はRemotely Operated underwater Vehicleとのこと。さらに詳しいことが動画で紹介されています。簡単に見ていきましょう。

gc_806.jpg

ロボットの上部。ライトやカメラ、動力が搭載されています。これはAREVAとは関係ありません。後述しますが、ECA Robotics社製です。

gc_807.jpg

ロボットの下部。この円錐状のカバーの中に検出器が入っているそうです。なんでしょうね。シンチなんでしょうけど。

gc_808.jpg

コントローラー。ロボットの上部(本体部分)はECA Robotics社の「H300 MKⅡ」というロボットです。これに放射線測定器をくっつけたというのが、この”ROV”の正体です。なお「ECA HYTEC」はブランド名です。

[参考サイト]ECA Robotics:H300 MKII - Inspection ROV depth rated to 300 m

gc_809.jpg

このようにスペクトルも取れると。

肝心の測定器部分のことはよくわかりませんが、とりあえず、なかなかかっこいいねというお話でした。

余談ですが、AREVAでは独自にこんな水中用ロボットも開発しています。

gc_811.jpg

[ソース]AREVA:Robot inspects primary system at US unit

ドイツのAREVAが開発し、アメリカやヨーロッパではすでに利用されているのだとか。ロボットの名前は”SUSI”。寿司?w こいつに放射線測定機能が搭載されているかどうかは不明です。
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