駿馬のごとく速いGM管2本のガイガーカウンターで謹賀新年

2014年01月01日
関連ワード:コラム
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明けましておめでとうございます。

2014年も世界中の放射線測定器を楽しく紹介していきたいと思います。

今年もよろしくお願い致します。

[元ネタ]


※「JUPITER SIM-05(юпитер сим-05)」と「DBG-01H(ДБГ-01Н)」。動画タイトルは「Bella」となっていますが、実際に「Bella」という製品名がつけられていたかどうかはよくわかりません。「Bella」の後継機的存在であることは間違いないのですが。「JUPITER SIM-05」も「DBG-01H」も2本のGM管を搭載しています。
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コメント一覧

1023. 2014.01.03
SIM-05駿馬のごとし。
SIM-05は約20秒間の単純カウントで線量当量(μSv/h)を直読表示する装置ですが、警告音はそれとは別の計数回路で処理し、速やかに警告ブザーを鳴らします。つまり20秒の計数とは無関係に(仮にそのメインの計数回路が壊れていても)設定した数値になると数秒以内に危険を知らせてくれます。
先日またPET-CT検査を受ける機会があり、その際に計測会をしたのですが、その速さゆえ等高線が描けそうなくらい素早く反応し、現場作業で鍛え上げられた装置のポテンシャルを思い知りました。
この装置のマニュアルにも「家庭用」との記述があるのですが、実際にはそのほとんどが軍に納入されていたことの理由がよくわかりました。
参加者の方が、現在の日本を代表するシンチ方式の機種などを持参されていましたが、数値の精度はともかく、判断可能になるまでの時間が遅いことが印象的でした。

SBM-20を2本採用なのですが、同構成のほかの多くの機種と比べても現場作業的に駿足です。何も考えずに使えます。

Bellaの実機は持っていないのですが、動画で閲覧するとCPMに係数を掛け合わせているように見えます。
1024. 2014.01.04
あ、明けましておめでとうございます。
1025. 2014.01.04
明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

いつも丁寧なご解説ありがとうございます。

動画を見ると、急激に線量が上がると「+」マーク(?)がつき、検出音が鳴ると同時に、それに合わせて数値が上がっていっています。「+」マークが消えると、25秒モード(?)に戻っています。

てことは、一定以上の計数になると、1カウント=0.01μSv/hとして計測・表示するってことでしょうか?

知れば知るほどいろいろなことを教えてくれる、とても面白い機種ですね(^^
1026. 2014.01.05
動画は編集されており、SIM-05に+が表示されるのは電源を入れた直後の1測定サイクル(25秒または2.5秒)と、モード(25秒または2.5秒測定の2モード)を切り替えた直後の1測定サイクルのときだけです。
この状態の時に表示はカウントアップの様子がそのまま表示されます。
このモードはおそらく装置の正常性を判断するための、いわばセルフチェックと思われます。
Bellaでは、このセルフチェックでは小数点がすべて表示するようです。
(以降の通常の測定サイクルではカウントアップは表示されず、カウントの結果のみ表示されます。また+も表示されません)

このときに起こる挙動で、その装置の測定方法やメカニズムが推測できるのですが、SIM-05の場合はたしかに1カウント=0.01μSv/h(25秒モード)になります。正確に表示できるのは、カウントしている時間が25秒(約20秒:この時間で校正を行います)だからです。・・・SBM-20の2本なので、計数率はおよそ300cpm/μSv/hなので、20秒計測すればその1/3なので100count/μSv/hとなり、直読できるわけです。
その際、通常の地表では宇宙線由来粒子などで、常におよそ10カウント程度はあるため、測定確度は30%程度が保たれるというわけです。

同様にSBM-20を1本使用するセットでは計数率が半分程度なので、最低計測時間は40秒ということになります。

電源ON(またはモード切替)⇒セルフチェック(ウォーミングアップ)⇒本測定、という流れが、実現されているわけです。

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