2013/11/26

「RADEX RD1008」が激安出品~1008、黒テラの行く末と”MKS”の意味

rd1008.jpg
1円 ジャンク品 RD1008 ガイガーカウンター 高性能放射線測定器


ヤフオク!に「RADEX RD1008」が出品されています。現在価格は1202円。

2013.11.30追記:記事執筆時の出品物は結局、5000円ほどで落札されました。そして、また同様の出品がありましたので、リンク先を貼り直しました

・動作未確認でございます。
・計測された数値については、当方で正しいかどうかはわかりませんので、ジャンク品として出品いたします。

このように書かれていますから、自己責任でどうぞw

で、「RADEX RD1008」が今後どうなるか。これが問題なわけでして。Quarta-Rad社が「RADEX МКС1009(MKS1009)」をリリースするからです。1008と1009はとてもよく似ています。これほど似ているふたつのモデルを併行して製造していくとは考えにくい。実際、「RADEX RD1503」「RADEX RD1503+」というふたつのモデルがあったのですが、前者は製造中止となりました。

「RADEX RD1008」も3.11以降、ずーっと人気のあった機種ですからねぇ。なくなるとしたら寂しいですが、致し方なし。

なお、ここ数日、いや、もしかしたら昨日あたりかな? 1009の説明が変わりました。今までは「もう間もなくリリースされる」的文言だったのですが、現在は「В продаже(on sale)」となっています。正規代理店であるスターシステムズ(=Kantan Life)あたりがいち早く販売に乗り出すんじゃないでしょうかね。たぶん。

Kantan Life 楽天市場店
スターシステムズ(Amazon)

2014.03.31追記:Kantan Lifeは楽天市場から撤退しました(詳細)。

さて、こういった話でもうひとつ思い出すのが、Ecotest(Sparing-Vist Center)の「TERRA MKS-05」(黒テラ)です。黒テラは一度、製造中止となりました。結果、TERRAシリーズは青歯テラと黄テラのみになったのですが、福島原発事故を受け、黒テラが復活します。さらに、黄テラの上位機種というよりも黒テラの廉価版と言った方がいい黄テラ+も登場します。

それから約2年。放射線測定器の需要も落ちつきました。黒テラ、黄テラ+、なんなら緑テラと、同じような機種がずらーり。ビジネス的には効率の悪いことをしています。当初の予定通り、青歯テラ、黄テラのみとなるのか、上記3機種の内どれかが製造中止となるのか、あるいはこのままいくのか。こんなことも気になります。

ま、まあ、1年前にも同じようなことを言ってて、だけど状況は変わってないんですけどね(^^;

[関連過去記事]
ドスパラから消えた「TERRA-P+」(黄テラ+)をTERRAシリーズの歴史から見てみる

最後に簡単に「MKS」に関して。

「RADEX MKS1009」「TERRA MKS-05」、両者ともMKSです。ロシアの規格ГОСТ(GOST)」によって、こんな品番がつけられています。

[関連資料]
ГОСТ 27451-87(当サイト内)

Mは積算線量と線量率の両方を測定できるという意味です(不正確な言い方です)。Kはまあ線量当量(率)とベータ粒子束密度ってことでしょう。Sはγ線とβ線。

書き方が曖昧になっているのにはわけがあります。「ГОСТ 27451-87」は1987年、当時のソビエトで規格化されました。しかしその後、1990年にICRP(国際放射線防護委員会)で放射線測定器にとってとても大きな変革がもたらされます。実用量の導入です。

「ГОСТ 27451-87」にはequivalent dose=等価線量が出てきますが、RADEXもTERRAも周辺線量当量の1cm線量当量。仕方なくってわけでもないんでしょうけど、古い規格に則って製品名がつけられているというのが実情です。日本語版「TERRA」の裏に「等価線量」という”誤訳”が記載されていることがあるのですが、こういうねじ曲がった状況も”誤訳”の一因になっているのかもしれません(よくわかりませんが)。

というわけで、まあ仮に動かなかったとしても、この価格だったら分解したり、部品スペア用としてもいいよねというお話…なのか!?w
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