「STORA-TU」(GM管4本)の価格破壊!w~ドスパラ=サードウェーブの軌跡と放射線測定器マーケット

2013年10月03日
関連ワード:最新入荷情報 , ECOTEST , RadEye ,
このまま収束するのか!?と勝手に思っていたサードウェーブの安全環境事業部が、逆に本気を出してきました。


なんですかこれはっ!w いや、確かに前から扱ってはいましたよ。同社の公式HPで細々と。だけど、Amazonという”シャバ”で(笑)、しかもこの価格!

「SEG-001"AKP-S"-63」は、まあどうでもいいですよ。「POSHUK MKS-07」も機種自体には非常に興味はありますが、マニアックな興味でしかありません。問題は「STORA-TU RKS-01」。6万円台って…。まじですか。

「STORA-TU RKS-01」はGM管(SBM-20)を4本搭載したガイガーカウンターで、線量率はもちろん裏蓋を開けることで、ベータ粒子束密度も測定できます。素早く汚染を検知するにはもってこいの機種です。非常に乱暴な言い方をすれば、青歯テラのGM管を4本にした感じです。両機のシステムはとても似ています。

と、「STORA-TU RKS-01」の説明は数行でサクっと終わらせて、本題へ移りたいと思います。テーマは”サードウェーブと放射線測定器マーケット”。なんちゅうテーマだw だけど、これを追ってみると、3.11以降の日本の状況がわかるようで、なかなか興味深いんです。

ドスパラというパソコンショップのほうがもしかしたら有名かもしれません。そのドスパラの運営会社がサードウェーブです。パソコン以外にもいろいろなガジェットを扱っています。確か中国系メーカーともかなり親密な取引をしていたような(不確かです。すみません)。そんなサードウェーブは、福島第一原発事故直後から放射線測定器を扱いはじめました。

私の記憶が確かなら、システムトークスの”ガイガーカウンター”あたりから始まっていたような(カッコ付の”ガイガーカウンター”になっているのにはワケがあります。詳細略!)。時期の前後も曖昧ではあるのですが、その後、TFSのRadEyeシリーズ、ECOTESTのTERRAシリーズ、Polimaster社製品数機種、プリピャチとラインアップを広げていき、Atom Komplex Prylad(AKP)のベクレルモニタ(上記)なんてのも扱い始めます。

ドスパラ=サードウェーブが日本の放射線測定器マーケットに与えた影響は、スターシステムズ=Kantan Lifeのそれと同じくらい大きなものでした。スターシステムズがRADEXシリーズの低価格化を押し進めたのですが、ドスパラはTERRAシリーズの相場をグッと引き下げます。黒テラをいち早く2万円台で売りだし、黄テラ+も当時の相場に比べればかなり安く出していました。これに引きずられるようにして、テラシリーズの相場は下がって行きます。

ひとつ誤算があったとするなら、Polimasterでしょう。中途半端に手を出した結果、売れ行きも泣かず飛ばずだったと想像します。そして、すぐに撤退しました。まあ、そこに目をつけたこと自体は正解ですし、引き際のよさもよかったっちゃあよかったとは思いますけどね。

もうひとつ忘れちゃいけないのがRadEyeですね。2012年ごろはドイツの生産体制がてんてこ舞い。日本でRadEyeシリーズを入手するのは困難でした。そんな中でもドスパラはRadEyeをずっと扱い続けます。ディーラーとしては面倒な機種だと思うんです。仕入れは安定しないし、ほしいと思っている日本の消費者からは「いつ来るんだ!」とせっつかれるし。だけどやめなかったのは、ドスパラに根気があったということと、それだけRadEyeに価値を見出していたからでしょう。その選択眼、いや、私はあえて審美眼とも言いたいのですが、これはアッパレです。の割には、あそこのあれを…ゴニョゴニョ。なんかしがらみでもあるんっすか?w

どうでしょう。この流れ、日本における放射線測定器の人気・売れ行きの推移と、なんとなくリンクしてるような気がしませんか? 日本製だか中国製だかなんだかわからんものが売れて(これは言い方がよくないな(^^;)、TERRA人気が続いていき、ポリマスに注目が集まり、その裏ではしっかりRadEye。ま、逆かもしれませんけどね。ドスパラに限らず、大手ディーラーの動向が消費者動向をある程度左右していたとも言えなくはなく。

そんなドスパラが「STORA-TU RKS-01」を出してきたわけです。いったいなぜ「STORA-TU RKS-01」なのか。なぜそれが今なのか。いろいろ想像できて興味が尽きません。…単なる在庫処分だったりしてwww
関連記事
エアカウンターEX

コメント一覧

973. 2013.10.04
STORA-TU RKS-01をそこまで下げてくれるとはと、かなり驚いています。

これと他の出品物一覧を見て思うのは、個人向けではなく法人向けのラインナップを充実させていこうとしているのではないでしょうか。
家庭向けではなく、リスク管理を要する事業所向けです。
それぐらいしか思いつきませんでした。
日本においては放射線への対応が必要になってきたという事です。
海外のメディアなど連日の様に福島の放射能漏れ問題を報じていますからね。
来月からは4号機の建屋内の使用済み燃料棒抜き取り作業も始まります。
とても危険性が高いそうですので、外資系などはさらに対応の必要性を感じ始めていると思いますから。

そうそう個人の自作機「えだのくん」の詳細が”@nifty地球のココロ”で紹介されてました。
http://chikyu-no-cocolo.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/1-3.html?page=1
本当に個人でこつこつ作っていたのですね。
ご本人の写真も紹介されていたりして、その実直そうな雰囲気に少しばかり親近感を感じてしまいました。w

おそらくご存知だと思いましたが、一応。
974. 2013.10.08
ほー。「えだのくん」がここまでしっかりと生産体制を採っていたとは!w ちょうどYahoo!ショッピングが改革されましたから、こういう方にいいのかもですねー。あ、これをテーマに記事書いてみようかなw

コメントを投稿する




管理者にだけ表示を許可する

みんなの放射線測定入門 (岩波科学ライブラリー)
著者:小豆川勝見(しょうずがわかつみ)

いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話
著者:菊池誠(きくちまこと)×小峰公子(こまつきみこ)

武田邦彦が教える 子どもの放射能汚染はこうして減らせる!2 親子で一緒に実践編  (SUKUPARA SELECTION)
著者:武田邦彦(たけだくにひこ)

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)
著者:竜田 一人(たつたかずと)