2012/10/31

DBG-01H(ДБГ-01Н)

関連ワード:ロシア , サーベイメーター ,
DBG-01H_001.jpg
製品仕様
メーカー ИМПУЛЬС(IMPULSE)[公式]
検出器 GM管 ※備考欄参照
測定可能放射線 γ線、X線
線量率範囲 0.1~99.9μSv/h / 10~999.9μSv/h
※2レンジ
積算線量範囲 -
アラーム機能 あり
計測時間 0.1~99.9μSv/h:~40秒
10~999.9μSv/h:~4秒
エネルギー感度 0.05~3.0MeV
バッテリー 9V(連続約200時間)
使用環境 0℃~+40℃(結露なきこと)
寸法(mm) 155×66×36mm
重量 0.25kg以下
【青】【グレー】
備考・その他 「BELLA(Белла)」の後継機だと思われます。違いはレンジ。

GM管(SBM-20)は2本かもしれません。少なくとも2本のモデルは存在します。1本だけのモデルが存在するのかどうかは不明です。

[関連過去記事]
驚愕の連続! 恐るべしBELLA & DBG-01H
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コメント

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推測です

DBG-01Hは、おそらくSBM-20が1本です。その根拠は計測時間が、4秒と40秒だからです。SBM-20の計数率は150cpm/uSv/h(60Co)
(代表値)なのですが、150cpmは1分間の数値で、、ならば40秒なら同じ線量で100カウントになります。つまり直読できる計測時間というものがあり、それに準拠しているわけです。
回路基板にマウントされているICは、汎用のロジックICで、加算や減算はできますが、割り算や掛け算は苦手なので、このように直読できる時間カウントし、それを表示しているのです。
ですから、SBM-20が2本の場合は、計測時間がおおよそ半分の20秒、または2秒となります。代表的にはSIM-05などがこれにあたります。写真をよく見るとICの品種も酷似しています。が、SIM-05についているアラートが省略されているようです。DBG-01HもBellaもガイガー管に鉛シートが巻いてあり、γ線のみを計数するようになっています。より正確に線量当量を表示するためで、見れば見るほどSIM-05などと共通する要素が目に付きます。

 最近このような類似がなぜ起きるのか(設計者が申し合わせたような)、ということの謎が少し解けました。どうやら、旧ソビエトでも現在のロシアでも、回路の基本設計や認定は、各企業の設計者が行うわけではなく、原子力機関(研究所)が示す基本図というものがあり、それにしたがって部品や資材が用意され、各企業はデザインや機能の意匠のみ工夫し、製造するようです。つまり元図面はすべて共通で、同じ機種を異なるいくつかの企業で製造する、なんていうことも起こるようです。その良い例がプリピャチやDP-5Vです。だから、工業著作権のような概念は、各企業には無いのかも知れません。
 もっと凄いこともわかったのですが、それはまたの機会に・・。

追記です

ガイガー管を1本から2本に増設する場合、計測時間もおよそ半分にする必要がありますが、そのための準備は最初からしてあるかもしれません。
サイドのスリットですが、γ線専用なのでスリットはあまり効果ないと思います。しかしこれも鉛シートを外して、β線の有無に(サーチのための)対応するためかもしれません・・。

Re: 追記です

・BELLAは測定時間が45秒
・BELLAもDBG-01Hも測定時間は「40秒”以下”」「45秒”以下”」となっていて、定まっていないっぽい
・両者ともに測定モードに加え、サーチモードがある

といったことを考えると、2本もありえるような気もするのですが…。いかんせん、他に内部画像が見つけられず、他がどうなっているのかさっぱりわかりません(^^;

https://www.youtube.com/watch?v=lMvqKpYaWEI

> 基本図

もしかして…と思いあたるサイトがあります。基盤の図面みたいなものをズラっと並べてるサイトがありまして。あまり注意して見てなかったのですが、よく見てみますw

なるほど、そういうことがあるんですねぇ。

> スリット

その後、「ДКС-04」という姉妹モデルみたいなものを見つけまして、調べているとこんなのがありました。

http://forum.rhbz.org/topic.php?forum=2&topic=25&postid=1346694560#1346694560

電池が2箇所に入れられて、スリットはサイドの電池の放熱用??みたいに思えるのですが、どうでしょうか。違いますかね。

Re: 追記です

Тип детектора установленного на ДБГ-01Н – 2 счетчика СБМ-20.
http://pandoraworld.su/index.php?/topic/1974-%D0%B4%D0%BE%D0%B7%D0%B8%D0%BC%D0%B5%D1%82%D1%80%D1%8B/

В качестве датчиков регистрации излучения используются два счетчика Гейгера типа СБМ-20.
http://ufa.tiu.ru/p4765628-dozimetr-dbg-01n.html
※こちらでは2.5秒と25秒となってます(^^;

いずれもショップの説明ではありますが、一応、2本と言ってます。たとえばですが、2本というのは間違いなくて、測定時間が公式も含め不正確、って可能性はいかがでしょうか?

失礼しました。前者はショップではありません。掲示板におけるユーザーの発言です。

計測時間

最初のコメントのように、何秒の計測時間か、という点がガイガー管の「感度補正」なので、動作状態が推測できます。最近のコンピュータ内臓機種では、都合に合わせて掛け算処理するのであてになりませんが、この時代の装置ですと、装置のアジャストは計測時間の調整が唯一になります。
高電圧の電圧でも調整できるのですが、電圧を決定してから計測時間でアジャストのようです。高電圧に関してはSIM-05の実態を調べて見ると、公式には2.5秒、25秒なのですが、軍納入品のほとんどは2秒・20秒になっていて、電圧も420v印加するようです。しかしセットによっては1.8秒・18秒です。
おそらくまちがいなく4秒・40秒系は1本、2秒・20秒系は2本と考えて間違いないと思います。
この基本回路は1本2本のどちらにも対応し、どちらの可能性もあって、また都合に合わせて変更も可能なのだと思います。その辺を考えて見るとSIM-05は最初から豪華フル装備ということになるのかもしれません。
ちなみに4秒「以下」という表現は、調整してみてそれ以上になるセットは出荷しません、という意味と思います。

Re: 計測時間

■これまでのまとめ ~特に初心者の方へ

150cpm/μSv/h

「1分間に150カウントしたら1μSv/h」という意味で、放射線測定器の世界ではこれを”感度”なんて言ったりします。

※ちなみに、この”感度”は 検出器の種類によって異なります。150cpm/μSv/hは「SBM-20」という一番有名なGM管の感度です(Co60)。 以下、これを前提にした話です。

これを1分ごと(=cpm)ではなく40秒ごとにすると、

150×40/60=100

つまり、測定サイクルが40秒の機種は、

100カウント(40秒間)=1μSv/h

となります。

これだと数字がキリよくなるので計算しやすくなります。たとえば、40秒間に10カウントだと0.1μSv/h。1を40秒間のカウント数で割れば、そのままμSv/hとなるわけです。

逆に、と言いますか、そうしたいために、ソビエトの古い放射線測定器は40秒という測定時間に設定しています。

GM管が2本になると、カウント数が倍になります(ザックリとした言い方)。ですから、測定時間は40秒の半分、20秒で済みます。というか、20秒ごとに考えないと、「10で割る」が成り立ちません。

以上は原則論です。実際はこううまくは行きません。なぜなら、150cpm/μSv/hとは限らないからです。GM管には個体差もありますしね。140cpm/μSv/hの管もあるでしょうし、135cpm/μSv/hの管もあるでしょう。これらをすべて40秒だ20秒だを前提としては、狂いが生じます。

じゃあどうするかというと、時間で調整します。140cpm/μSv/hだとしたら、

140×(X/60)=100
X=42.8

約43秒のサイクルにすれば、「その1サイクル(=43秒)で何カウントするかがわかれば、簡単にSv換算できる」となります。出荷前に簡易校正的なことをして、それぞれの個体に最適な測定時間を設定したりするのでしょう。

ここまでをまとめますと、管によって(正確に言えば測定器によって)、感度(cpm/μSv/h)が違いますから、測定時間を調整することでこれを補完する。すなわち、計測時間が管の感度補正となっている、ということです。

ところで、古いソビエトの放射線測定器をいろいろ見ていますと、20秒、40秒という測定サイクルであることが多いばかりか、回路もほぼ同様、といったことがほとんどです。乱暴に言ってしまえば、ボディのデザインだけが異なると。

なぜこうなっているかというと、ソビエトでは(現在のロシアでも?)原子力機関(研究所)が基本図を定め、これに基づき各企業が製品を作る、という構造になっているので(なっていたので)、似たような機種がたくさん存在します。

最後にもう少し知識がある方へ。

計数率は電圧によっても変化させられます。ですから、時間ではなく電圧でも調整できるのですが、ただ、電圧で調整するよりもプログラム(=時間)で調整した方がやりやすい。つまり、電圧は固定、時間で調整、というのが一般的なやり方のようです。

まとめてみましたw

※こんな感じであってるでしょうか?

Re: これまでのまとめ

すばらしいまとめです!

同じ元図面を使うことで、「国家標準」を満たす、と考えるようです。また修理や改造についての統一性も図ることができることになります。電気屋チェーンはありませんからね。

 20秒、40秒計数し直読表示するという発想はユニークで、他国の製品にはあまり見られませんが、計測時間で「感度調整」するという考え方は合理的です。つまり高感度(高計数率)なガイガー管なら、より短時間に、同じ計測確度で数値が得られることになり、正しく理解しているなら、これらに使用されているSBM-20を別のガイガー管に、「現場」で交換することもできるわけです。1本から2本に増設することなんか容易なわけです。20秒、40秒を、200秒、400秒にすれば、ただちに10回平均(確度は3.1倍)に向上します。時間がかかりそうですが、コンピュータを導入して、逐次平均や移動平均しても、結局は同じ精度をを得るには同じ時間がかかるわけです。
 この計測時間の調整は、通常は抵抗1本の交換で行います。

 最初の「もっとすごいこと」の中身ですが、ガイガー管そのものについても、同じような国家認定システムになっていて、それが現在でも生きていて、さらに現在では個人でその認定を取ることができるらしい、ということを最近知りました。

スミマセン・・

フォーラムにあったBELLAの回路図を見ました。SIM-05系の回路とは設計がかなり異なっています。共通する部分も有りますが、高電圧を作る部分などが全く異なります。基板に乗っていたICのラインナップから見ていたので、、。ちょっと早とちりでした。申し訳ありません。
ただ、動作セオリーや部品系列などは同じなので、修理や改造については前コメントのとおりと思います。計測時間について、抵抗一本で変更できるのも同じです。


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