2012/10/14

「EKO-C」に魅せられて~ポーランドの歴史とガイガーカウンター

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16世紀、ポーランドはポーランド=リトアニア共和国(第1共和国)として君臨し、ヨーロッパで最強・最大の国でした。かと思いきや、18世紀末、第三次ポーランド分割により歴史から完全に消え去っていたこともあります。ここまで振り幅の広い国も他にありません。非常に興味深く、非常に不思議で、非常に面白い国です。お時間のある時にでも、以下のウィキをぜひ読んでみて下さい。

[参考サイト]ポーランド~Wikipedia

本題に入る前にふたつほど余談を。こういうパターンは余談のほうが長くなる予感大w

ポーランド北部にヴァルミア=マズールィ県 (Województwo warmińsko-mazurskie) という県があります。どこかで見た単語ですね。あるいはこんな資料もあります。

[参考サイト]Mazur (surname)~Wikipedia

「PRM-8000」「PRM-9000」というガイガーカウンターがあるのですが、両者のメーカーはアメリカのMazur社。以前にも書きましたが、もしかしたらポーランド系の人が作った(or 名付けた)のかもしれませんね。しかも、ポーランドで生まれ育った人のような気もします。なぜなら、公式サイトの英語がネイティブっぽくない。グラマーに忠実な書き方をするので、日本人にとってすごく読みやすいんです。Coliyの公式サイトの英語とかもそうなんですがw

[参考サイト]Mazur Instruments

次の余談は「ポーランド」という言葉です。英語表記では「Polska」。

ポーランドの国名の「ポルスカ」は野原を意味する「ポーレ」 が語源と言われている。最初にポーランドを建国した部族は「レフ族」「レック族」といい、また同時に「ポラン族」とも称した。「レフ」「レック」は古代ポラン族の伝説上の最初の族長の名前であるが、レックはポーレと同じく「野原」を原義とするともいわれる。日本語に直訳すれば「ポラン」族は「原」族となる。すなわちポルスカはこの「ポラン族の国」というのが元来の意味となる。

[ソース]ポーランド~Wikipedia

こんな語源なんだそうです。そしてもうひとつ忘れてはいけないのがpolonium(ポロニウム)です。

1898年7月、ピエール・キュリーとマリ・キュリーがウラン鉱石から発見。発見者の祖国ポーランドのラテン語形「Polonia」が語源。

[ソース]ポロニウム~Wikipedia

先述の通り、当時、ポーランドは実質的に国としての体裁をなしていませんでした。そんな中、自分たちの発見した放射性元素を「ポロニウム」と名付けます。失われた祖国への思いがいかなるものだったかがうかがい知れるエピソードでしょう。

さて、本題です。「EKO-C」(POLON-EKOLAB)です。ヤフオクに出品されていました。

gc_768.jpg
ポーランド POLON EKO-C ガイガーカウンター

メカ然とした佇まいは、私の中に眠る少年心をくすぐります。と同時に、漆黒のボディは邪悪な香りを放ち、私を一瞬ひるませる。だけど、目に焼きつく鮮やかな黄色が、まるで食虫植物の捕虫葉のように、こちらを誘惑してくるのです。

いけないとわかりながら、私はもう飛び付くしかありません。装備してはいけないとわかっていても装備したくなるドラクエの呪われた武器と同じです。この悪魔的な魅力は言葉では表せず、また、それに抗うことも不可能です。

なんなんでしょうか。なぜかくも心を揺すぶられるのか…。

ところで、こちらの地図をご覧下さい。

gc_626.jpg

東側にはウクライナ、ベラルーシという放射線測定器ではおなじみの国があり、その向こうにはロシアが控えています。このような立地にあり、しかも、ソビエト連邦の支配下にあったという歴史もあります。にもかかわらず、「EKO-C」はcpsです。Bq/cm^2です。ベータ粒子束密度ではありません。

冷戦時代の共産圏において、ポーランドは他の共産主義国家とは違っていたんですね。詳細は上記wikiをご覧頂くとして、この「EKO-C」がベータ粒子束密度ではないという点が、そのことを裏付けているようにも思えます。また、現在においてもウクライナやベラルーシ、ロシアとはちょっと違う。経済的にも思想的にも政治的にも西ヨーロッパの色合いを濃く持つ国なんだろうなぁと想像させます。

あー、なるほど。「EKO-C」に感じる不思議な魅力は、ポーランドという国がたどってきた奥深い歴史の産物なのかもですねー。

もちろん、ある一社の、ある一機種を持ちだし、これだけをもって「ポーランドとは」と断言するのもメチャクチャな話ではあるんですが、ま、そんな見方をしても面白いよねという、当サイトなりのエンタメだと捉えて下さいw

最後に「EKO-C」のハンドルに関してです。旧モデルは黄色でした。現行バージョンは黒です。ヤフオクに出ている「EKO-C」は黒ですから、比較的最近のロットですね。

で、やっぱりとっちらかった記事になりました(^^;

gc_627.jpg

追記:私の中ではこんなイメージw
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