2012/09/12

たとえ失敗作だったとしても、「Mobile G-DAQ」がこの世に存在したという事実を残しておきたい

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薄目で見て下さい。

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これが核種同定機能付きシンチだとしたら、その薄目も見開くのですが、空間線量率の測定しかできない放射線測定器だとわかれば、薄目をそのまま閉じるしかありません。というわけで、おやすみなさいw

【新製品】携帯型環境放射線測定器「Mobile G-DAQ」
2012/05/30

株式会社計測技研(代表取締役・高橋英雄)は、去る5月20日~25日に開催された日本地球惑星科学連合 2012年度連合大会において、携帯型環境放射線測定器「Mobile G-DAQ(モバイルジーダック)」を発表いたしました。

Mobile G-DAQは、持ち運ぶことでGPSで位置情報と空間放射線量を同時に記録し、「面」の放射線量計測を可能とする測定器です。

特長
・高精度な固体シンチレータ(CsI(Tl))を採用
・GPSを搭載し、位置情報と放射線量を同時に計測
・内蔵メモリ、バッテリにより、長時間の移動計測が可能
・無線通信により、ワイヤレスでデータ転送
・収集したデータはインターネット地図サービス等で利用可能
・etc.

詳細につきましては、近日中に設置いたします製品情報ページでご覧いただける予定です。

[ソース]計測技研(KGC)

現時点で詳細は発表されていません。おそらくは開発がとん挫したのでしょう。

※追記:その後、製品化されたようです。詳細は当サイトのカタログをご参照下さい。
Mobile G-DAQ(モバイル ジーダック)

gc_547.jpg 後にソースを記しますが、このデザイン、このサイズ、この機能で40万円。しかも「販売目標は年間1千台」という、なんともパラダイスな読み。同社の先行きを勝手ながら案じるならば、このまま同製品がリリースされなかったというのは不幸中の幸い!?

ただ、放射線測定器をみずからの手で作りたいという思い、そして、もしかしたらリリースには至らなかったかもしれないけど、こんなものができあがってしまったけど、それでもここまで形にしたという実行力には、敬意を表したいと思います。

3.11以降、数多くの放射線測定器がリリースされました。開発半ばで日の目を見なかった放射線測定器はその何倍もあることでしょう。中には「どないやねん!」と思うものもたくさんあります。でも、それらひとつひとつを記録として残しておきたいんですよねぇ。なぜかはわかりませんが、なんとなく。

この「Mobile G-DAQ」だって、当サイトを除けば、おそらく世界中でたった2ページにしか、その情報はありません。いつかはその2ページもなくなってしまうかもしれない。そうしたら、「Mobile G-DAQ」という放射線測定器が開発され、リリースされようとしていたという事実はなくなります。「Mobile G-DAQ」はこの世になかったものとなります。

正直、「Mobile G-DAQ」自体はどうかと思います。だけど、それでも「Mobile G-DAQ」がこの世に存在したということは、後年に残しておくべき貴重な事実だと思うんです。なぜかはわかりませんが、なんとなく…。

[参照サイト]
下野新聞:携帯型線量計を開発 高根沢の計測技研

さてさて、最後にふたつほど。

まず、計測技研ですが、モニタリングポスト(G-Sense(ジーセンス))を開発・リリースしていて、その過程でこのような携帯型のサーベイメーターを出そうとしていたようです。この件に関しては以下の過去記事をご参照下さい。というか、「ああ、これのことだったのか」て感じです。

[関連過去記事]
計測技研が開発したGPS付き”携帯型”放射線線量計

もう一点は、これを見て核種同定機能付サーベイメーター「rad-ID」(D-tect Systems)を思い出したということ。単にフォルムがちょっと似ているってだけなんですがw 検出器を4つ付けろとはもちろん言いませんがw、スペクトル機能付きくらいなら、がんばっていけそうな…。もうちょっと粘ってほしかったなぁと思わなくはなく。傍観者の勝手な願望なんですが。

ただ、いずれにせよデザインがあまりにも…(^^; もうちょっとなんとかならなかったのかなぁ。とにかくまあ、リリースされずじまいなら残念ではあります。はい。
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