RADEX RD1008

2011年05月19日
関連ワード:ロシア , Quarta-Rad , RADEX , サーベイメーター ,
rd1008.jpg
製品仕様
メーカー QUARTA-RAD[公式]
検出器 GM管(Beta-2(Бета-2)・Beta-2M(Бета-2М))
測定可能放射線 β線、γ線、X線
線量率範囲 0.1μSv/h~999μSv/h
積算線量範囲 0.001mSv(=0.1μSv)~999mSv
ベータ粒子束密度 6~999 /cm^2・min
アラーム機能 あり
計測時間 2~21秒
[measureモード]
0.005μSv/h~100μSv/h:21秒
100μSv/h以上は線量率に応じて測定時間が変化(最速で999μSv/hの2秒)
[ベータ粒子束密度モード]
21秒固定
エネルギー感度 0.05MeV~3.0Mev
バッテリー 単3電池×1本(950時間連続使用可)
使用環境 -
寸法(mm) 140×64×26mm
重量 175g
【青】
備考・その他 パンケーキ型GM管を2個搭載しています。詳細は下記をご覧下さい。
パンケーキ型とマイカ窓

2011.11.12追記:校正モードに関して、とても興味深い情報をお寄せ頂きました。コメント欄もご参照下さい。

2011.11.27追記:こちらの記事もご参照下さい。
RD1008は”パンケーキ”じゃないとQR社は言うわけですが
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コメント一覧

205. 2011.11.12
このコメントは管理人のみ閲覧できます
207. 2011.11.12
コメントおよび情報ありがとうございます。
あのマニュアルだけでよくそこまで掴めましたね。
すごいw

基本的には all or nothing がいいですよねぇ。
そこまで書いてるなら、ちゃんと書けよと。

メーカーの気持ちを斟酌するなら、おそらくこういうことだと思います。

基本的にはイジらせたくない。
だから、わかる人用に入り口だけ教えてあげる。
これでわかる人ならどうぞご自由に。
これでわからなければやめておきなさい。

と、ユーザーの知識・技量にフィルターをかけてるのかも?

ただ、現在の日本における1008ユーザーは、
ちゃんとわかってる人が多いでしょうから、
こうした情報も広く伝わればいいですね。
これをどう活用するかは各自の判断、自己責任なわけですし。

というわけで…

非公開コメントではありますが、最後の文言から判断しまして、
差し障りのない範囲でコメントを転載させて頂きますね。
もし問題がありましたらお知らせ下さい。
直ちに削除なり訂正なり致します。

とても貴重な情報ありがとうございました!

**************
[以下、お寄せ頂いたコメントを転載]

RD1008における校正モード

0.manualに載っている校正code050は、校正・積算線量等の初期化のcodeです。

1.校正に入るcodeは123です。

2.gamma,beta共に個別に校正用の係数を変えられます。範囲は、0.50から1.50まで

3.電源を切ってもその効果は維持するが、表示される係数は1.00と表示される。

4.同一場所・時間における線量率を、自分の測定値と信頼できる測定器と比較して、簡易校正を行うことができる。

5.元にもどす場合は、code050で初期化すればよい。
**************

上記の通り、自己責任でどうぞ。
221. 2011.11.15
Quarta-Radからの私信の一部です

1.RD1008の線量は、高線量地域である飯舘では公式の空間放射線量の30%から50%も低い値しか示さなかったがこの理由を教えてください。

The difference may be from that fact:
RD 1008 is a radiation monitor, not a dosimeter.
In Russia there is a difference between these classes of devices. Monitors are simple. The dosimeter has a multi- metallic pancake assembled from Al, Cu, Pb with a different width around a geyger tube.
It means that, for example in case of a gamma- photon energy 600 kEv the values shown by a dosimeter and radiation monitor would be equal.
But in case of energy of a gamma- photon would have a different value, the values would not be equal.
The monitor is more cheap, and it has no "pancake".
That's the difference.

2.校正してあるのですか

Our company doesn't make the calibration, because the tubes ars already tested in a tubes plant.
But it's possible to make calibration in scientific institutes in our country.

3.校正の方法を詳しく教えてください

The calibration code is 123.
231. 2011.11.17
コメントありがとうございます。

こちらに返事を書かせて頂きました。ご一読頂けると幸いです。
http://geigercounter001.blog55.fc2.com/?no=254

校正の件ですが、これもちょっとよくわかりませんね。GM管がテストされているから、自社(QR社)では校正していないってのは…。どういうこととでしょう…。文字通りに受け取っていいのやら…。
327. 2012.01.08
浪江・飯舘方面に出かけた。
そこで、RD1706と比較してみた。

RD1008はRD1706に比べて傾向として常に低い値を示した。

R399の浪江町のはずれでは、1706が約15μSv/hを示すのに対して、1008は約10μSv/hを示した。これは、崖の地形が特に影響しているようで、1706は向け方をいろいろ変えてもほとんど変化しないが、1008はその変化が大きい。
GM管の形、チューブ状か浅い鍋状かが影響しているようである。理想的な平面では両者に違いがないだろうが、段差や崖の様な地形においては、平面に近い形状の検出部に対し平行に近い角度から(真横から)貫く粒子束を捉え難いのだろうと思われる。

飯舘村長泥十字路では、文科省による毎日の測定値が掲示板に記入してあるのだが、その数値と比べると、1706は高すぎ、1008は低すぎた。ここで、都合2度校正を行ったが、RD1008の校正係数は113、別な日では115であった。
10μSv/hの線量あたりでは、ほぼ上記ののようなものなのであろう。

正月早々、密封線源Cs137(0.25μCi)を入手し、校正を試みたが、うまくいかなかった。
50cmも離すとバックグラウンドに埋もれてしまい、逆に近い距離では校正係数が大きくなりすぎてしまう。50cmから1mで10μSv/h前後となるような、もっと強い線源でないと校正には適さないようだ。
(通常の航空便による輸送はこれ以上の強い線源は無理ということなので入手できなかった。)


車内で10μSv/hを超える線量率。地上では73μSv/hを超える。9月では、地上30cmで999cpm/cm2を超えた。
くるったような計測音を聞きながら、見た風景は決して忘れないだろう。

広大な阿武隈山地、荒れ果てた田畑、無人の保育園、草ぼうぼうの校庭、もぎってもらえない柿、「福島はモルモットだ」という落書き、「泥棒おことわり」の看板

ただ計測するのではなく、心で感じよう。
生殖年齢を過ぎた皆さんには、あえて「被曝体験ツアー」をお勧めする。
328. 2012.01.08
1706と1008の比較、とても面白いですね。パンケーキは方向性が重要、γ線の感度は低い、そんなことが実際によくわかります。

”心”という部分も考えさせられるひと言です。ただ計測して、数値が出れば終わりじゃないんですよね。そこからが問題です。その数値をどう捉え、どう考え、どう行動するか。

大変貴重なお話ありがとうございました。
603. 2012.06.17
RD1008のmeasureモードで十条電子の「カウント君」を測りました。アメリシウム(Am241)の校正線源でα線とγ線を出します。ところが測ってみるとγ線の空間線量以上にβ線の粒子束密度が上がり、20/cm2・分以上になりました。RD1008は二つのパンケーキ型GM管を使ってγ線と(γ線+β線)を測定して、内部で引き算をしてβ線を測定していると思っていたのですが、これはγ線を拾ってしまっているのではないでしょうか。
605. 2012.06.17
詳しく検証はしていないのでハッキリとは言えませんが、BETA-2(パンケーキ/β+γ検出)が100%α線を遮断しているかどうか…。α線をカウントしてしまっている可能性ももしかしたらあるかもしれませんね。

また、BETA-2とBETA-2M(γ検出)がどう挙動しているのかも確証が持てません。仮に(BETA-2)-(BETA-2M)をしているとすれば、両者のγ線分のカウントがそろってないといけません(そろっていると仮定して差し引きしている)。たまたまた両者のγ線カウントに大きなバラつきがあれば、その分、β線が多いと判断してしまうかもしれません。

いずれにせよ、β線の”測定”は非常に難しく、各機種についているベータ粒子束密度モードはまさに”目安”。正直、よくわからないというのが感想です(^^;

ただ、非常に参考になる情報です。機会がありましたら、ちょっと検証してみます。

コメント&情報ありがとうございました!

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