DOSEeは個人線量計じゃありません ~富岡町は大丈夫?w

2012年06月18日
関連ワード:コラム , 実用量 , 規格 , 富士電機 ,
gc_433.jpg

ほんと、すみません。もちろん、そのような情報を得ていましたし、そうだろうと思っていましたし、当サイトでもそういう風にお伝えしてきてはいるのですが、自信が確信に変わりましたw

「DOSEe」のカタログ(PDF)を見ましたら、「JIS Z 4333(2006)に準拠」と書かれていましたw 私の確認が甘かったです。というわけで、「DOSEe」は個人線量計ではなくサーベイメーターです。とハッキリ、確信を持って、改めてお伝えしておきます。

※「JIS Z 4333:2006」は「X線及びγ線用線量当量率サーベイメータ」に関する規格です

※コメント欄もご参照下さい。「JIS Z 4312」にも準拠しているとの情報も寄せられていますが、ただ、メーカーが公式にそういっているわけではありません。また、「JIS Z 4333 準拠」とだけ明言していますから、仮に個人線量計的性格を有していたとしても、サーベイメーターであると考えるのが今のところは正確です。なお、サーベイメーターと個人線量計の指し示す線量率がどれほど似通っているか、どれほど違うのかということはまったくの別問題です。さらに、具体的にあるふたつの機種を比較し似た数値を示すことがあったとしても、サーベイメーターと個人線量計という一般論にそれを敷衍するのは乱暴だとも思います。

ところで、富岡町に問い合わせたところ、全7100世帯に配布される”個人線量計”の詳細は明日から開催される議会で議決されるだろうとのこと。よって、まだ詳細は決まっていないようです。おそらく随意契約になるだろうとも担当者は言っていました。

なお、富岡町では妊婦等に「DOSEe」を貸し出しているようで、担当者の言いっぷりから、どうやらこれを”個人線量計”だと思っている節もあります。「DOSEe」自体はいい機種ですし、もし万が一、これに決まれば結果オーライとも言えるのですが、そうなると福島民友の報道は誤りであり、あるいは議会で個人線量計の配布が決まり、だけど実際には「DOSEe」が配られるという超ド級トンチンカンが実行されるかもしれません。サーベイメーターと個人線量計の違いを知ろうと強く言ってきている当サイトとしては、非常に危惧します。

gc_461.jpg 2012.07.09追記:「DOSEe」で正式決定しました。詳細は「広報とみおか 平成24年7月号」をご覧下さい。

完全に「個人線量計」と言い切っちゃってますね…。

ここでふたつだけ、あえて挙げさせて頂きます。

gc_434.jpg

gc_435.jpg

はい。実際にこういうことになってるんです。これはごくごく一例です。こうなっちゃうから、ちゃんと知ろうねと…。そもそも地表に置いてSv測定というのがいかがなものかとは思いますが。

上写真の「PDM-122」(日立アロカメディカル)は個人線量計です。体に装着して個人の被ばく量を測定するものです。


富士電機の個人線量計「DOSEi」
\26,800(税込)
下写真の白「DOSEe」はサーベイメーターです。青「DOSEi」は個人線量計です。少なくとも「DOSEe」は個人被ばく線量計ではありません。線量計と呼ぶのも不適切だろうというのが当サイトの主張です(実際、こういうことになりますからねぇ)。「DOSEe」と「DOSEi」は放射線測定器としての種類がまったく違いますから、用途も異なります。

※「DOSEe」は個人で購入できません

余談ですが、誤解されやすい機種を挙げておきます。

・中国製放射線測定器
ほとんどが個人線量計です。BS2010、DP802i、JB4020、JB4022、FJ3200、すべてそうです。「JB4020」と同等機と思われる「ES-GC01」「精密博士」も個人線量計だと思われます。

・AT2503A(ATOMTEX)
個人線量計です。サーベイメーターのごとく扱われているのをたまに目にします。


ECOTEST 【初期不良交換のみ】DKG-21 Ecotest Card
\12,800(税込)
・EcotestCARD DKG-21
個人線量計です。「TERRAよりEcotestCARDのほうがコンパクトで使いやすそう」というのは間違っています。前者はサーベイメーター、後者は個人線量計です。比較するようなものじゃありません。

・DoseRAE2、miniDOSE(RAE SYSTEMS)
個人線量計です。個人の被ばく量を測定するためのものです。「エアカウンターEXもシンチか。どっちにしようかな」というのは根本的に間違っています。なぜなら、「エアカウンターEX」はサーベイメーターだからです。シンチとかGM管とか、そんなことはどうでもいいです。まずはサーベイメーターと個人線量計の違いを知って下さい。

・PM1610、PM1621(Polimaster)
個人線量計です。「PM1703M」シリーズは外観がよく似ていますが、「PM1703M」シリーズはサーベイメーターです。お間違いのないよう。

・PM1208M(Polimaster)
腕に装着しますが、これはH(10)校正。日本の規格上、これはサーベイメーターにあたります。つまり、この商品タイトルは誤りだということです。PM1208Mは個人線量計ではありません。

・PM1912 RadFlash Ⅱ(Polimaster)
個人線量計に見えますが、H(10)校正のサーベイメーターです。個人の被ばく量を管理するものではなく、その地域の放射線レベル(線量率)をマッピングすることが第一の使用目的です。

さて、富岡町の”個人線量計”は何になるんでしょうね。「DOSEe」になったら、またすっ転ばなければいけなくなりますw 浪江町とは違った意味で。

[関連過去記事]
富岡町の個人線量計ついでに、改めて言葉の定義を確認してみます
浪江町のガイガーカウンター その7 ~遂に可決! 機種も判明…
個人線量計を具体的にまとめてみた~”積算タイプ”とか”コンパクト”とかじゃないんですw
放射線測定器を仕組みからタイプ別にわけてみた
放射線測定器と個人線量計 ~何が違うの?
測定対象と相場表
JISで見る個人線量計とサーベイメーター(放射線測定器/狭義)
関連記事
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コメント一覧

608. 2012.06.19
高機能積算線量計 DOSEe について、富士電機によると、
http://www.fujielectric.co.jp/products/radiation/servy/dose_e/index.html
「本製品は、空間γ線線量率の測定および積算線量を測定します。」と書いています。
 
つまり 空間線量率H(10)のサーベイメーターで積算線量を測るという事でしょうか?
 
まあ、
研究者でもない我々は、H(10)でもHp(10)でも、結果オーライで良いと思います。
一般の人がフィールドで使用するに当たっては、
「モニタリングポストとほぼ同じ値が出る」事が大切なんだと思います。
 
実際に使ってみても、
TERRA(サーベイメーター)と、PM1621(個人被ばく線量計)は、どちらも、文科省のモニタリングポストと、ほぼ同じ値を示します。
 
一般人は、H(10)やHp(10)を気にせず、万能ナイフのような使い方が出来れば、それで良いと思います。
 
参考 実際に比較した文科省のモニタリングポスト
http://radioactivity.mext.go.jp/map/ja/area.html
 

H(10)やHp(10)を語った所で、
実際に使ってみたら、誤差や振幅が大きすぎて使えない.
そんなエセ測定器が平気で売られている事の方が問題だと思います。
 

609. 2012.06.19
> つまり 空間線量率H(10)のサーベイメーターで
> 積算線量を測るという事でしょうか?

はい。積算は線量当量の種類(周辺線量当量、個人線量当量)とは関係ありません。サーベイメーターでも積算はできます。TERRA、DC-100、OPG系、これらのサーベイメーターでも積算はできますよね。この件については最近の記事でも書いているので、そちらもご参照下さい。

富岡町の個人線量計ついでに、改めて言葉の定義を確認してみます
http://geigercounter001.blog55.fc2.com/blog-entry-1213.html

これ以下のことに関しては、意見を180度異にしております。機器それぞれには特性があり、メーカーにより推奨される使用目的が決まっており、これらを正しく理解した上で利用するべきだというのが私の考え方で、当サイトのコンセプトでもあります。以前も申し上げた通り、この件に関しては”結果オーライ”とは私からは言えません(^^;

なお、この記事で”結果オーライ”と書いたのは、「DOSEe」がいい機種で、富岡町で配布するにも最適な機種だと思うので、仮に個人線量計として議決が通り、なのにサーベイメーターである「DOSEe」が納入されることになったとしても、”結果オーライ”だという意味です。

> H(10)やHp(10)を語った所で、
> 実際に使ってみたら、誤差や振幅が大きすぎて使えない.
> そんなエセ測定器が平気で売られている事の方が問題だと思います。

H(10)、Hp(10)をわからずに”誤差””振幅”は語れませんし、”エセ”であるかどうかも判断できないかと…。測定における不確かさは、機器性能に由来する”誤差”だけでなく、使用者の誤った知識・使用方法からも生じます。

放射線測定器同士を近づけた際の誤動作(ACS&ガイガー動画)~不確かさを生み出す要因
http://geigercounter001.blog55.fc2.com/blog-entry-1062.html

> 一般人は、H(10)やHp(10)を気にせず、万能ナイフのような使い方が出来れば、
> それで良いと思います。

一般論としてはそうは思いませんが、H(10)かHp(10)かを気にせず使ってもいい機種があるとは私も思います。その典型例が「GammaRAE Ⅱ R」です。あるいは、毛色は違いますが、「PM1631MA」なんかもどちらかというとそういうタイプでしょう。確かに”万能ナイフ”かもしれませんね(^^

コメントありがとうございました。
610. 2012.06.19
>測定における不確かさは、機器性能に由来する”誤差”だけでなく、使用者の誤った知識・使用方法からも生じます。 

そうですね。正しく測定するのは難しいと思います。
使用者の理解は必須だと思います。

私は、H(10)の測定器にしても、Hp(10)の測定器にしても、正しく計る為にはセンサーの持つ指向性を知る事が正しく計る近道だと思います。
具体的には、検出器の形状を知る事が大切だと思っています。

立方体(シンチ)、円柱(GM管)、板状(シンチ・PINダイオード)の順に指向性が高くなります。

空間線量率を計るのであれば、指向性が高い検出器ほど測定に注意が必要だと思います。

例えば、エア棒やDoseRAE2などは板状のセンサーを搭載している為、指向性が強く、測定面に垂直な放射線は測定できますが、測定面に水平な放射線は測定できません。
 
エア棒やDoseRAE2で空間線量率を計る場合は、センサーを地面に水平に向けて(センサーに放射線が入る方向で)測定しないと正しく計れません。
 
また、板状のセンサーでは、室内など外からの(前後左右からの)放射線の影響が大きい場合は、空間線量率を正しく計測できません。

一方、センサーを胸に付けて、Hp(10)の個人線量を測るのであれば、胸部分が受ける放射線を計れば良いので、板状のセンサーでも、立方体や円柱のセンサーでも、問題無く計測可能です。

一般人が使うなら、指向性が無いセンサーを持つ万能ナイフタイプの測定器が扱いやすいかと思います。

611. 2012.06.19
正しく計るという意味では、センサーの特徴なども知っておく必要は有ると思います。
シンチはeVによって感度が異なり また、高感度なだけに、エネルギー補償や校正が必要。
GM管は内部雑音が有るので、簡易測定器では低線量の測定に向かない。
PINダイオードは低感度で測定に時間がかかるが、時間をかければ低線量も測定できる。
など・・・

それから、センサーの性質と合わせて、γ線やβ線の特徴を理解しておく必要も有ると思います。
β線の空中半減距離は70cm程度(1m離れればβ線は無視できる)事や、
γ線の空中半減距離は70m程度(数十m先のγ線も影響する)事などは
知っておいた方が良いかと思います。

まあ、簡易測定と言えど、注意すべき事は沢山有り、なかなか難しいですね。

612. 2012.06.19
このカタログ、営業さんやっちゃったな。個人向けじゃないし、パクリが多くなったので詳細な説明したくないんだけど。
「JIS Z 4312電子式個人線量(率)計」と「JIS Z 4333:2006 X線及びγ線用線量当量率サーベイメータ」の両方の規格を満たしています。とはいえ、ホットスポット探しなんてやると積算されちゃうんで、そんなことしちゃ個人被ばく積算線量計としては使えないのですが。積算だけじゃ、どの程度危険かわかりずらいので、線量率で警報を出したかったという経緯があるようです(個人被ばくの線量を減らしたかった)。簡易エリアモニタとして使えれば便利だろうということです。カウント値を元に積算線量演算と線量率演算の両方を別に計算し、別の換算係数をかけますので両方の機能を持つわけです。特にサーベイメータ、エリアモニタとは大きく値の差は出ません。5万くらいのくせにNHE3(36万円)と感度は変わらないのはお買い得です。というかリアルタイム線量計(100万)と同じ位の感度はすごいかも。まああちらは自衛隊スペックだし、かなりお買い得とは思います。自己満足ですみません。mp3プレイヤーとかGPS付けようとか、いろいろ意見はあるみたいだけど。スマホに接続できてリアルタイム監視できると良いと思います、USBが標準のWindows8に期待。ちなみに今年ZigBee搭載のリアルタイム監視のNSD2が中部/浜岡原子力発電所に配備されます。まあ要求があれば何でもつくりますよ、無茶ぶりにはなれてるし。今年はランタンブロマイドとGeの検出器と、GdTeのガンマカメラを安価に販売します。期待してください。
614. 2012.06.19
秋月で売られているのは、富士で採用していた部品なので超くやしいです。サンコバンのシンチは「文部科学省向けはかるくん」で採用していた部品だし、ピンフォトとオペアンプは富士の線量計で採用していた部品。パクられて、超くやしいですね。放射線特性とか地道に何億かけてた開発費と、評価にかかったデスマーチでかかったソフト費用が秋月で3千円でパクラれたのはかなり悔しい。100円の浜フォトのPinフォトですら。ガンマ測定において。個人被ばく管理において、特性を学会、世界の勧告にあわせたのに3千円でぱくられる。なんだかなー。土日もなし、月200時間のサービス残業20年で作ったのに産業スパイにやられるとはなんだかなー.
ちなみに、エステーは、CPUまでDose-iと同じ。なんだかなー。次ははかるくんのパクリで「エステーEX」なの?。コピーなら、安くできるわな。検出器が違うけど、それ、表面積が多ければ良いってものでもないですからー・
615. 2012.06.19
詳細な情報ありがとうございます。聞けば聞くほど、「DOSEe」は面白いですね。興味が尽きませんw

> 「JIS Z 4312電子式個人線量(率)計」と
> 「JIS Z 4333:2006 X線及びγ線用線量当量率サーベイメータ」の
> 両方の規格を満たしています

以前、富士電機に直接聞いたりもしたのですが、さっぱり要領の得た回答が得られませんでした(^^; 結局、このカタログからサーベイメーターだと判断しました。一応、メーカーも「サーベイメーターとお考え下さい」といったことを言ってましたし。

ただ、おっしゃる通り、いろいろと”不都合”もあるんでしょうね。極端な使われ方をしてしまっては、個人線量計としてはダメで、かといって、そこまで厳格に使わせるのもパーソナルユースとしてはよくないし。だから明言できない…。

「とりあえず個人線量計に寄せて、個人線量計として出しちゃやいいのに、なぜサーベイメーターであることを前面に押し出すのか…。個人線量計だけどサーベイもできるよ、と言った方がしっくりくるんだけど」とも思っていたのですが、なるほど、そういう事情があれば、サーベイメーターと言っておいたほうが無難だという気持ちもよくわかります。

話は逸れますが、両者を満たす測定器が作れるのだとしたら、JISを見直す必要があるかもですね。と同時に、実用量という概念自体も、もしかしたら変容を迫られるのかなぁと思ったり。

> カウント値を元に積算線量演算と線量率演算の両方を別に計算し、
> 別の換算係数をかけますので両方の機能を持つわけです。

「校正時のファントム比が1」との情報もお寄せ頂いていますが、ファントム係数以外で調整しているということなんでしょうか。

方向特性、バックスキャターなどがあるので、サーベイメーターで個人線量当量を測定するのは技術的に非常に困難だ、みたいな資料を読んだことがあるのですが、富士電機はそこら辺をうまく乗り越えたんでしょうね。校正している現場を見てみたいなぁ。

> mp3プレイヤーとかGPS付けようとか、
> スマホに接続できてリアルタイム監視できると良いと思います

特に東北では相当数が出回っていると思うので、GPS+スマホでマッピングできるとよかったんですけどね。mp3はどんな意図があってのことでしょう。単に音楽も聞ければいいな、くらいなことですか?

> ランタンブロマイドとGeの検出器と、
> GdTeのガンマカメラ

前者は食品用ということでしょうか??
616. 2012.06.19
>>「校正時のファントム比が1」との情報もお寄せ頂いていま>>すが、ファントム係数以外で調整しているということなんでし>>ょうか。

このへん社外秘に近いノウハウです。答えていいのかな?
ファントム比は0.7だったかな?人体ファントム校正実測。
空間線量とは違い、1cm吸収線量(mSv)なんたら。ごめん、今家だし正確なデータない。でも間違った製品ではないよ。
富士は科学技術省認証の校正設備だし...
このへんから微妙な感じになる。
えーっと、社外秘だしこの辺からノウハウ的に第三者認証機関公認ってことだね。科技省公認、文部科学省公認、原子力安全委員会(?)公認、原子力規制法、放射線計測教会、アイソトープ協会、国内の原子力発電所100%公認ってことですでヨロ?、長くなるので国内の原子力関連のところには100%準拠してますってところかな。国際基準でもICRO,IAEAにも準拠していますね。どこがって言われると長くなるな。
富士の製品が標準だから。

>>サーベイメーターで個人線量当量を測定するのは技術的に>>非常に困難だ、

個人被ばく線量が我々は元なので、逆ならば安易?。
空間線量と人体の吸収線量における健康被害とは異なるということでしょう。
メーカーとしての見解の違いでしょうか?富士は個人被ばく線量の管理は国内90%シェアなので安易で、サーベイメータの計測は難しい?、(アロカが90%???)とシェアの違いでしょうか?よくわかりません。サーベイを元にすると難しいのは、たぶんそうでしょう。個人被ばくは、労働基準、勧告、等、世界基準がからみますし、学会との強調もあります。むずかしいかもしれません。なにが難しいのかは、本人と話ししたい。

>>mp3はどんな意図があってのことでしょう。単に音楽も聞ければいいな、くらいなことですか?

放射線計測だけじゃなく、携帯電話みたいに、日常に必要なものに、付加価値をつけたら?ということです。
ガスメータとか電量計につけるとか。まあ
売れればなんでも良いんじゃって。

>>前者は食品用ということでしょうか??
ランタンブロマイドは、シンチとして感度が優れたものを安く提供。
Geは食品モニタ(Geは1.5千万に対し450万を同程度の性能目標)
ガンマカメラは東芝2億に対し100万円程度の製品化、放射線可視化の目標。目で放射線が見えれば、良いんじゃ?ってかんじ。目でみえないから恐怖、見えれば画期的なんじゃ?ってかんじ。



654. 2012.07.09
富岡町が配布するのは、やはりDOSEeで決まったようです。
公式サイト内の「広報とみおか平成24年7月号(pdf)」3頁の記事に写真出てました。

南相馬市・川内村・富岡町、と、周辺市町村でのデフォ配布機種になりそうですw
今さら蒸し返しても仕方ないですが
「浪江町だけアノ機種」というのが一層際立つ結果に…
656. 2012.07.09
情報ありがとうございます。記事にも反映させて頂きました。

もちろん「DOSEe」でなきゃいけないということはないんですが、確かに浪江町が浮きますねw そして、この「広報とみおか」では個人線量計と言い切ってます。ここもなんだかなぁという感じです。
663. 2012.07.15
後で気がついたのですが、Dose-iが胸ポケットに入れて使うことを考えている個人被ばく線量計であるのに対し、Dose-eは基板の表と裏に半導体検出器が付いています。そのため方向特性として360度感度があるように考慮されています。完全じゃないですけどね。つまり充電器に置いたままで福島の被災者の被ばく線量を1年というレベルで継続的に計測したいという目的なんですよね。法律的には労基の放射線防護予防規定(だったかな?)があるのですが、一般市民に関しては法令が無いのです。ケースがコスト重視で方向特性のコントロールは難しいですが、5万の値段の割りにはシンチ+PMT並の感度あるのですが、この変理解していただけないのが悲しいですねえ。安ければなんでも良いというのもなんだか悲しいです。人の命を預かるものだけに失敗は許されないというのが富士の方針なのですが、お金儲けのために素人さんが参入する現状はかなりいただけない状況。まずは科技庁の承認とISOをとっていただきたいとおもいますね。

ところで、要望していただければどのような無茶振りでも対応するのが富士の方針ですので、購入前に各自治体は要望質問をドンドンぶつけていただきたいです。導入してから苦情いわれても金銭的にこちらも困ります(電力向けは永久保障なので品質保証部の突っ込みが内部的につらいですわ)ので、事前に質問をぶつけて理解してから購入して欲しいです。

Dose-eは個人線量計と発言しても問題ないですよ。
指示誤差はありませんので性能的に問題ありません。
Dose-iの上位機種にあたります。
664. 2012.07.15
検出器にはそれぞれ、特性があって万能じゃありません。
たとえばGM菅は、高線量では感度がありません。
エネルギーも測れないので放射線の何を計っているのかわかりません、しかも放射線を測るとその分劣化します。ということは、死ぬほど放射線を浴びてるのに指示値が0という事もありえるのではないでしょうか?。シンチは水に溶けてしまうので、空気中の水分によって溶けてしまします、そのため定期的な検査、校正が必要となります。PMT(フォトマル、光倍増菅)は感度が高いものの、温度、放射線の量により感度が変動します。そのためドリフト補正という、ソフトで補正が必要となります、出荷前に高温層にいれて放射線をかけてエージング(慣らし)という調整が必要です。電源を入れてから安定するまで時間がかかります。このように放射線計測には専門的な知識が必要です。ところで日立アロカさんのシンチサーベイがドリフトが3倍ありました。問題ないと考えているのでしょうか、ちょっと不思議です?又、エステーさんは方向特性がよくなく時定数も長いようで、ちょっと線量率計としては規格から外れているようですどう考えているのかな?不思議です。
半導体検出器の場合、1パルス当たりの重みずけが高いので直進性を求められます。ここを参考に。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%BB%E5%8B%95%E5%B9%B3%E5%9D%87

私は半導体に特化していますので、上記には各メーカーの最先端の技術もあるでしょうから、パーフェクトではありませんが、こういう特性があることは理解していただきたいと思います。富士では30年にわたる半導体検出器技術があり電力には90%のシェアがあります。半導体といえど、湿度、温度の劣化があり、コーテング技術とかノウハウもあります。又、振動誤係数、PHSノイズなど、のノウハウもあり、同じ部品といえど、ノウハウによる違いがあります、半導体といえど盲目的に信じるのも危険です。検出器の特性を知り使うことが大切です。

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