ジワジワと値下がるRADEX RD1706の”テスト線源”に関するRD1503との差

2012年05月08日
関連ワード:最新入荷情報 , Quarta-Rad , RADEX ,
「RADEX RD1706」がジワジワと値を下げています。「RADEX RD1503」との価格差が縮まっているので、現在はどちらかというと1706のほうが人気っぽいです。

「RADEX RD1706」と「RADEX RD1503」の違いはSBM-20というGM管の数です。前者は2本、後者は1本。メーカーであるQuarta-Rad(以下、QR社)の説明によると、GM管の数が2本になることによって、測定時間が短縮された、測定精度が上がった、測定範囲が広がったと、3つのメリットを挙げています(それぞれの意味する本質的なことは今回は省略)。

この「RADEX RD1706」を販売しているスターシステムズ(Kantan Life)においては、もうひとつ面白い差があります。「RADEX RD1706」のみ日本品質保証機構(JQA)の点検証明書を取得しています。

gc_131.jpg 電気・電子製品の試験・認証、計測器の校正・計量器の検定などを行う”第三者機関”JQA。スターシステムズが販売する「RADEX RD1706」をテストしたのですが、その結果がこちらの点検証明書です。ポイントは点検に使われている線源です。Cs137を使っています。

QR社は校正に関しては沈黙を貫いています。沈黙というか「当社では校正をしていません」とまで言っています。こちらは、私とQR社のメールのやり取りにおいて先方が書いたメール内容の一部です。

Our company doesn't make the calibration, because the tubes ars already tested in a tubes plant. But it's possible to make calibration in scientific institutes in our country.

もちろん、出荷時には動作確認しているでしょうが、ただ、使われている線源が不明です。そして、GM管であるSBM-20はCo60でテストされています。これにより”コバルト・セシウム論争”が巻き起こりますw

「RADEX(SOEKSも同様w)の校正線源はコバルトだから高めに出る」

などなど。

ただ、上述の通り、QR社が(SOEKSもw)どうしているのかがイマイチよくわかりませんから、実情は不明瞭です。

そんな中、少なくともスターシステムズの販売する「RADEX RD1706」はCs137による点検を受け、指示誤差(いわゆる相対指示誤差のようなものでしょう)が±15%以内という結果が出ています。ここも「RADEX RD1503」との大きな違いです。

※100μSv/hですからねぇ。低線量率だとまたちょっと違うのかもですが。

ま、実用上はCo60だろうがCs137だろうが、あまりセンシティブになる必要もないとは思いますが(だったら「PA-1100 Radi」でも買って下さいw)、細かいことが気になる日本人にとっては、Cs137で点検されているとわかるだけでもなんとなく安心できる、という気持ちは私も理解できなくはありませんw

RADEXシリーズ一覧(楽天市場)
RADEXシリーズ一覧(Amazon)

関連記事
エアカウンターEX

コメント一覧

コメントを投稿する




管理者にだけ表示を許可する

みんなの放射線測定入門 (岩波科学ライブラリー)
著者:小豆川勝見(しょうずがわかつみ)

いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話
著者:菊池誠(きくちまこと)×小峰公子(こまつきみこ)

武田邦彦が教える 子どもの放射能汚染はこうして減らせる!2 親子で一緒に実践編  (SUKUPARA SELECTION)
著者:武田邦彦(たけだくにひこ)

いちえふ 福島第一原子力発電所労働記(1)
著者:竜田 一人(たつたかずと)