2012/05/03

数学が苦手なアナタに贈るRとSvの換算方法~放射線測定器のメーター、感度の単位を変えるための簡単な公式

大丈夫。私も苦手ですw そして、毎回、紙やメモ帳に書き計算してますw

なぜか換算を調べている方が多いようで(しかもInspectorがらみで。換算の必要あるのか!? 単位を切り替えればいいだけのような…)、当サイトなりに説明してみます。

換算が必要な具体的なシーン

  • メーターの表示が「mR/h」なので「μSv/h」に換算したい
  • 「感度:22cps/mR/h」を「cpm/μSv/h」に換算したい

初心者を悩ませるのはこのふたつでしょう。

メーター表示を換算

では、1mR/hをμSv/hに換算してみます。大前提として、

1m(ミリ) = 1000μ(マイクロ)

です。「m」はメートルじゃないですよ、ミリですw

次に、

1R/h = 0.01Sv/h = 10mSv/h

です。これは定義上の話。覚えておきましょう。

てことは、

1mR/h = 0.01mSv/h = 10μSv/h

つまり、「mR/h」は10倍すると「μSv/h」になります。メーターが0.01mR/hだったら0.1μSv/hということです。

微妙にややこしいのはm(ミリ)とμ(マイクロ)がゴチャマゼになっているから。同じmでそろえるなら、1/100すればいいだけです。

1mR/h = 0.01mSv/h

0.01mSv/hは10μSv/hですから、結局、

1mR/h = 10μSv/h

やっぱり10倍ですw

ここまでの結論

R→Sv換算は…

  • SI接頭辞(m、μ)が同じなら、1/100
  • SI接頭辞が一段下がる(m→μなど)なら、10倍
gc_364.jpg

ちなみにこちらは「DX-1」のメーターです。上がμSv/h、下がmR/h。同じ目盛がちょうど10倍になってますね。

放射線測定器 ガイガーカウンター DX-2 米国ITS社製(日本語マニュアル付属)

感度を換算

22cps/mR/hをcpm/μSv/hに換算してみます。まず、cpsをcpmにします。

22cps = 22×60cpm = 1320cpm

10倍すればmR/h→μSv/hでした。ですが、ここで1320×10としてはいけません。なぜなら割り算だからです。

丁寧に書くとこうなります。

1320cpm/mR/h = 1320cpm/10μSv/h

ここまではわかりますよね。言っていることは上記と同じです。そして、分子と分母を10で割ります。約分ですな。

1320cpm/10μSv/h = 132cpm/μSv/h

できたw

ここまでの結論

cpm/○○という感度におけるR→Sv換算は…

  • SI接頭辞(m、μ)が同じなら100倍
  • SI接頭辞が一段下がる(m→μなど)なら、1/10

抽象的に考えてみる

1R = 0.01Sv
1m = 1000μ

その上で、

R:Sv = 1:0.01 (= 100:1)
m:μ = 1:1000 (= 1/1000 :1)

ということは、RからSvへは1/100、mからμへは1000倍。

つまり、

1/100×1000 = 10

mR/hを10倍すればμSv/hに換算できるということです。

gc_365.gif

注意点

いくつかの注意が必要です。

  • 校正線源
  • 検出器と測定器の感度
  • Svの意味(実用量たる線量当量)
  • そもそも感度とは

また、正確に記せば

1R = 8.77 mGy ≒ 10 mGy ≒ 10mSv

です。やはり10倍したらRがmSvになってますが、問題は2点。

  • R→Gyの意味するところ
  • ふたつの「≒」

このあたりの解説は他サイトに委ねますw ググればいくらでも出てくるはずです。

[参照サイト]レントゲン (単位)~Wikipedia

放射線測定器 InspectorUSB 日本語説明書付

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