十条電子が新ガイガー「J-RAY2」を18日にリリース。ですが、分解能0.001μSv/hでズコッw

2012年04月18日
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十条電子、家庭向け放射線測定器を発売-瞬時値・累積値を検出

【さいたま】十条電子(埼玉県川口市、竹林春海社長、048・261・0041)は、測定データをパソコンに転送できるガイガー・ミュラー(GM)管式放射線測定器「J―Ray」の家庭向け版「J―Ray2」を18日に発売する。ガンマ線の線量を毎時0・001マイクロシ-ベルト(マイクロは100万分の1)の精度で表示。価格は4万1790円。代理店を通じて年間1万台の販売を目指す。

瞬時値と累積値の両方を測定できる。USBケーブルで本体とパソコンを接続してデータを送信、グラフをワンクリックで作成できる。各データは表計算ソフト「エクセル」で保存し、平均値なども容易に算出できる。測定器寸法は縦12センチ×横6センチ×厚さ2センチメートル。重さは電池抜きで80グラム。

[ソース]朝日新聞

十条電子には少々の期待をしていたのですが、残念ながらその期待がこっぱ微塵に砕かれましたw まだ十条電子の公式サイトに情報は掲載されていません。この報道のみがソースです。そして、この報道が正しいとするならば、十条電子さん、ちょーっとどうなんですか?と(^^;

※追記:公式サイトでも掲載されるようになりましたので、カタログとしてもまとめました。そちらもご参照下さい。

J-RAY2(JR-G-103)

ガイガーカウンターで分解能が0.001μSv/h。単純に1cpm=0.001μSv/hだとしても、1000cpm/μSv/hです。しかもγ線で。どんなGM管なんだとw おそらくは長さ12cm以下のガラスの中国製GM管なんでしょうが。SBM-20でも132cpm/μSv/h(Co60)なのに…。

ということはつまり、前提としていた1cpm=0.001μSv/hではないか(だとしたら計測に何分かかるんだ!w)、プログラム的に何やら不可思議なことをしているか、あるいは私がまだ見ぬすごいGM管があるかです。たぶん2番目が正解なんでしょうかね。どうですかね。※追記:おおよそあたっていました

ただまあ、分解能がどうこうというのは実は二次的な問題でして、ガイガーカウンターとは何ぞやということと、ユーザーが何を求めているのかということに関して、十条電子さんはどこまでお考えになられているのかと…。

そもそも0.001μSv/hなんていう分解能が必要だとはまったく思わないのですが、仮にそういう機種を開発するとしたら、私ならガイガーカウンターは作りません。シンチでしょう。そして、マーケットを見るならば、エアカウンターS、DC-100があるわけですから、空間線量を測定する機種(ガイガーカウンター)を作りません。エアカウンターS並みに安い販売価格を実現できるなら別ですが。

しかし、意地悪な私はこんなことも頭によぎるのです。「0.001μSv/hから測定できる! すげぇ!」という人も多いんじゃなかろうかと…。そう思うと、ウソかホントか、こうしたニーズを満たしてしまう当製品に対する注目度も、それなりに高くなるんでしょうかね。

J-RAYはデザインを除けば結構面白い機種なんですけどねぇ。次がこれですか。なんだか暗澹たる気持ちです。

とりあえず、公式の発表を早く見てみたいものです。

2012.04.20追記:公式で公開されましたのでカタログとしてまとめました。
J-RAY2(JR-G-103)

「J-Ray」一覧(楽天市場)
「J-Ray」一覧(Amazon)

余談ですが、中国製で0.001μSv/hと言いますと、「RAY-2000A」や「LK3600」を思い出しますね。
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