「miniDOSE」の販路が拡大中。で、やっぱり気になる「空間線量」という言い方…

2012年04月16日
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イーデンキも「miniDOSE PRM1100」を扱い始めました。

商品説明を見ますと、気になる文言が目に飛び込んできます。

「現在の空間線量もなんと!15秒でスピード計測します」

ふたつの意味で気になります。まず「15秒」。これは初めて目にした情報です。電源を入れ15秒後に測定が開始されるというようにも読めなくはありませんが、普通に解釈すれば15秒ごとの表示更新でしょう。たぶん。詳しい測定システムはよくわかりませんが。

ただ、個人線量計ですから、線量率表示にスピードを求めるというのもおかしな話。まあ、情報として参考にはなりますね。

「miniDOSE」一覧(楽天市場)
「miniDOSE」一覧(Amazon)

次に気になるのが「空間線量」という言い方。「空間線量」ですか…。

空間線量率(空気吸収線量率)

対象とする空間の単位時間当たりの放射線量を空間線量率という。 放射線の量を物質が放射線から吸収したエネルギー量で測定する場合、線量率の単位は、Gy/h(グレイ/時)で表す。空気吸収線量率ともいい、表示単位は一般的にnGy/h(ナノグレイ/時)及びμSv/h(マイクロシーベルト/時)である。 原子力発電所では、周辺環境の安全を確かめるため、モニタリングステーション及びモニタリングポストを施設周辺に設置し、環境中の空気吸収線量率を連続して測定している。

[ソース]weblio:原子力防災基礎用語集

モニタリングポストはμGy/h(マイクログレイ毎時)で測定されていますが、本ウェブサイト上では、1μGy/h(マイクログレイ毎時)=1μSv/h(マイクロシーベルト毎時)と換算して表示しています。

[ソース]文科省:全国及び福島県の空間線量測定結果

なんとなく「空間線量」という言葉を使う。なんとなく「線量計」という言葉を使う。この現状がどうも…。

もちろん、「miniDOSE」が指し示す線量率と、その隣で表示される「エアカウンターS」の数値はそれほど違わないかもしれません。というか、大きく外れることは基本的にはないはずです。よっぽど変な使い方をしない限りは。

だけど、「数値が同じなんだからいいじゃん」とは私は考えたくありません。結果として数値が同じかどうかよりも、それが何を測っているのか、何をしようとしているのかを私は知りたい。その上で測定したい。数値を判断したい。です。

[関連過去記事]
「空間線量」ってなんだ? ちゃんと説明できますか?
放射線測定器と個人線量計 ~何が違うの?
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コメント一覧

1193. 2014.07.08
うーん。実は1Gy=1svじゃないんすよ。リニアリティが、違う。
まあ、このへんはガッカイとか、いろいろ考えなんだろうが、最新の研究では違う。サンソウケンの校正場も、ずれてるし、

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