計測技研が開発したGPS付き”携帯型”放射線線量計

2012年03月27日
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線量計とあるので、個人線量計かと思ったら違いました。箱型の放射線測定”装置”的なものです。

[ソース]
日本経済新聞:線量計にGPS搭載、地図に自動表示 計測技研
G-Sense(ジーセンス)

よくあることですが、マスコミの発表とメーカー公式サイトの説明に齟齬があることも多々あるので注意が必要です。

メーカー公式サイトによると、百葉箱に入れて太陽光パネルで稼働させる固定式のネットワーク型環境放射線モニタリングシステムがあります。ここで使われている”線量計”を運搬型にして新製品としてリリースするというのが、おそらくは正確な言い方だと思われます(だから”線量計”って…)。

gc_320.png gc_321.png gc_322.jpg

ちなみに”線量計”部分のスペックは以下の通りです(だから”線量計”って…)。今回リリースされるものも、おそらくはこれと同様だと思われます(おそらくとか思うとかが多いですね)。

検出器:CsI(Tl)φ12.7×20.0mm + シリコンフォトダイオード
測定放射線:γ線
感度:0.001μSv/hに対して毎分10カウント以上
エネルギー範囲:150keV~3000keV
線量率範囲:0~50μSv/h
サンプリング:60秒の積算値(移動平均)
線量率温度依存性:±10%(周囲温度25℃に対し0~40℃の範囲において)
備考:エネルギー補償型。年1回の校正を推奨

気になる点は以下の通りです。

・”線量計”という言葉。線量計ですか。線量計ねぇ…。

・重量、サイズが公式に明記されていない。非常に重要な情報だと思われます。日経によると1kg弱らしいですが。

・固定式は太陽光ですが、日経の言うところの携帯型の放射線線量計の電源は…。

丁寧に説明しようとしている姿勢は感じられますので、ぜひ、こうした重要な情報も明記してもらいたいです。

それにしても、モニタリング閲覧ページがよくできてますね。非常に見やすいです。現在、G-Sense(ジーセンス)で閲覧できるのは固定式の4ヶ所だけですが、今後増えるかもしれない”携帯型”のデータもまとめて見られるのであればいいですね。

あ、日経によると価格は1台40万円程度を想定だとか。ドヒャw
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