2011/05/12

本日入荷の「DoseRAE2 PRM-1200」で”シンチレーション式”を簡単解説

関連ワード:コラム
2011.08.13追記:ぜひこちらの記事もご参照下さい。「DoseRAE 2」の”正しい”使い方なども説明しています。
「DoseRAE 2」超初心者&超難解講座~デュアルセンサーって何だ?

本日入荷した「DoseRAE2 PRM-1200」。ネットを見て回ったところ比較的評価が高い人気機種です。

米RAESYSTEMS社製 X γ 放射線線量計 DOSERAE2 (PRM-1200)

正確にはガイガーカウンターではなくシンチレーション式放射線測定器ですけどね。ただ、本当にツッコミたいところはそこではなく、「USB充電!」という謳い文句。いや、正しいです。間違ってません。その通りです。だけど、そこじゃないでしょう。「USBでパソコンにログを転送できる」ここじゃないですか? 大切なのは。ピントのズレた宣伝文句に思わず笑ってしまいました。売ってる本人が、何を売っているのかわかってないんでしょうねw

さて、この「DoseRAE2 PRM-1200」に使われている検出器は「CsI (Tl) 」です。他にも「NaI(Tl)」というのもよく見かけます。これなんでしょう。

CsI = ヨウ化セシウム
※Cs:セシウム(caesium)、I:ヨウ素(iodine)

NaI = ヨウ化ナトリウム
※Na:ナトリウム(独:Natrium、英:sodium)、I:ヨウ素(iodine)

Tl = タリウム(Thallium)

ここからザックリと行きます。ザックリですよ。

CsIやNaIは放射線を受けると蛍光します(シンチレーション現象。この観点から見て、CsIやNaIといった素材は”シンチレータ”と呼ばれます)。この蛍光を測定・計測するのがシンチレーション式放射線測定器です。で、より効率よくシンチレーション現象を起こさせるため、CsIやNaIにTl(タリウム)が加えられています。CsIやNaIの働きを増幅させるという意味で、Tl(タリウム)はアクティベーター(活性剤)となっているわけです。つまり、

CsI (Tl) = タリウム活性化ヨウ化セシウム
NaI(Tl) = タリウム活性化ヨウ化ナトリウム

ということです。ふぅw

[参考サイト]
Wikipedia:シンチレーション検出器
http://ja.wikipedia.org/wiki/...
Wikipedia:ガイガー=ミュラー計数管
http://ja.wikipedia.org/wiki/...
LHC アトラス実験 日本アトラスグループ:シンチレータを磨いて宇宙線を捕まえよう!
http://atlas.kek.jp/openhouse2004/
堀場製作所:ヨウ化ナトリウムシンチレータ(PDF)
http://www.horiba.com/uploads/media/R030-18-088_04.pdf
株式会社ネオトロン:CsI(Tl)とNaI(Tl)
http://www.neotron.co.jp/crystal/12/Csl.html
原子力安全研究協会:放射線検出の原理と放射線測定の方法
http://www.remnet.jp/lecture/forum/sh05_01.html
日経新聞:放射線測定器のタイプと特徴
http://www.nikkei.com/news/article/g=...
なーんてこともわからず、とりあえず立ち上げた当サイト。だからタイトルが「ガイガーカウンターカタログ」となってますw

※2011.05.25追記:いつの間にか、上記ショップの説明が変わってました! USB充電のことにはそれほど触れず、データ転送の方にどちらかというと重きを置いた宣伝文句に!w もしや、この記事を見て…なわけないかw というわけですので、当記事内容とURL先では若干様子が異なるかもしれませんが、いずれにせよ「DoseRAE2」はいい機種ですので、おすすめです
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